「へぇ〜、お前の仲間ってこんなことしてたんだ」

「まぁ去年から1年間だけどね」


「こいつ、近づいても大丈夫なのか?」

「大丈夫だよ、僕には雰囲気でわかる」

「ウチのせがれはアプサラスの件以来、すっかりデカイ生き物にビビらなくなったなし、相手の気持ちがなんとなくわかるようになったからな」


「なるほど、お前たちの世界でのハロはそういう立ち位置なのか」

「ああ、お前らの世界みたいにハロが神聖なものとして扱われてる世界のほうが珍しいな」


SDワールドの皆、すっかり打ち解けたみたいだね、

「ああ、だがあまり呑気になってはいけないぞ、今は俺達もかなり大変だからな」
 
・数日前···

「じゃあ、行ってくる」

「うん、道中気をつけてね」

「すまないな、本当は俺達も戦闘に参加したいが、765劇場からの誘いを断る訳にはいかないからな」



「今回の全国ツアーのアシストとして参加してるMSはアニバーサリーイベントに全員参加してもらう計画だったからね、それを変更するわけにはいかないし、ごめんね···」

「しょうがないよ、せっかくの記念日なんだから楽しんでいって、窮奇のことは僕らで何とかするから」


「彼らがシアターに行ったことで家の主力MSの大半が出ていったからな、戦力的にも今奴らに攻められたらマズいかもしれないぞ···」

「そうだね、しかもアニバーサリーイベントの後は全国ツアーで鉄華団がしばらくいなくなるから、彼らの分も頑張らないと」

『何だか大変なことになってるそうだな』


『よっ!久しぶり!』

「デスサイズ!サンドロック!」

『バルバトスさん達が到着したので報告しようと思って』

『アイツらから事情は聞いた、困ったらいつでも言ってくれ、悟空の瞬間移動ですぐに駆けつけてやる!』

「そんな、僕らのことは気にしなくていいのに」
  

『どうせこっちも呑気にツアーなんて楽しんでらんないから、また何かあったら連絡頼む、それじゃ』

「うん、ありがとう、じゃあね」

○窮奇のアジト

「今、ヤツらの所は主戦力の大半が出払ってる、ここは一気に叩くチャンスだ、総員準備をしてくれ」

「それはやめた方がいいんじゃないの?」


「なんだ?アスモデウス」

「偵察班から映像が来たんだけど、これ見て」


「なっ!?これは!」


「劉備!それに諸葛亮と悟空も!なんであいつらがここにいるんだよ!?はっ!まさか···」


(三蔵···アイツか···!)


「ぐぬぬ···向こうも僕がここにいるってことに気づいてたか···」

「どうする?出撃する?」

「···やっぱり出撃は無しだ、作戦を練り直す、全員武器をおろして待機」


~see you next story~



○用語解説
・○○ワールド···"マコトの自由帳"に登場する各キャラクターはそれぞれ別々の並行世界から、マコトのいる現実世界(通称"リアルワールド")に集まっているという設定になっている。

○各陣営のキャラの主な活動世界
・マコト、MS···リアルワールド
・アイドル、仮面ライダー、DBキャラ···アイマスワールド

ーこの2つの世界はリンクしており、マコト以外はそれぞれお互いに自由に行き来できるが、劉備達がいるSDワールドのように、中には次元の壁を越えるマシンを使わないと行けないワールドもある。