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SixTONES箱推しブログ

好きを爆発させる場所

ご無沙汰しております。

すっかりTwitterの住人となったりんねです。

 

なんか下書きフォルダに入っている気がするのですが、一旦見ないふりをして単刀直入に今日の本題に参りましょう。

 

すなわち、髙地優吾に関する考察です。

 

これまでに何度かスト担さんたちとオフラインでお会いして、直接いろいろなお話をする機会もあったんですが、どういうわけか熱烈なこーちファンにはTwitter上でしかご縁がなく、語り足りないなー、と思っているのです。

 

主人公性とは

少し遠回りの導入になりますが、昨今のライトノベル業界には、異世界転生ものが溢れています。
悪役令嬢、チート能力、ハーレム、etc. 

転生した主人公は、現世で得た知識/記憶と特殊なスキルを武器に活躍します。

最初から与えられているステータスが異なるのですから、イージーゲームなわけです。

 

そう。世の中には「主人公性」というものが存在するのです。

王道の主人公とは、往々にして「選ばれし者」です。

彼らは、誰にも抜けないはずの剣を抜いたり、魔王を倒したり、姫と恋に落ちたり、悪魔の実を食べたり、死神と契約したり、何かしら人と違うことをして主人公になります。

 

一方で『ドラえもん』ののび太や『はてしない物語』のバスチアン・バルタザール・ブックスのように、一見すると他者よりも弱い主人公も存在します。

このようなタイプの主人公は、元々持っている特性が「優しさ」であったり、「物語を愛する心」であったり、とそこまで目立つものではありません。

しかし、それでも彼らは「他者とは違う何か」を持ち合わせているのであり、それが「主人公性」となり得るのです。

 

髙地優吾とは

前置きが長くなりましたが、いよいよ髙地優吾について詳しく考えていきましょう。

 

ジャニーズアイドル・SixTONESにおける髙地優吾の「主人公性」は、どちらかと言えば後者であると考えている方が多いのではないかと思います。

グループ内では最年長の愛されいじられキャラというポジションを受け入れている他、自分でも「歌もダンスもそんなに得意ではない」と言っているのもその一因かもしれません。


しかし、髙地優吾はジャニーズ事務所においては異色の存在です。前段で述べた「他者とは違う何か」をこれでもかというほど持ち合わせています。

 

 

ジャニーズアイドルとしての主人公性

髙地優吾は15歳の時に、1300人を超える応募者の中から「『スクール革命!』3年J組!新入生オーディション」を勝ち抜き、番組レギュラーの座を獲得した上でジャニーズ事務所に所属することになりました。

ジャニーズについてさほど詳しくない私が調べた限り、このような経歴の持ち主は他に『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』の「ジャニーズ予備校オーディション」を経てV6に入った岡田准一くんしか見つかりませんでした。

 

なお、調べる過程で生田斗真くんが、入所から1週間後に番組オーディションに合格してレギュラーを獲得したのが最速、という記事を見たのですが、髙地優吾は入所前にレギュラーを獲得しているんですよね……。

さらに、入所から2ヶ月と経たないうちに中山優馬w/B.I.ShadowとNYC boysとしてCDがリリースされており、こちらも活動期間などの諸条件を無視すれば最速なのではないかと思われますです。(※記事を読んだ方から「HEY!HEY!HEY!でこのエピソードを披露して浜ちゃんが驚いていた記憶がある。最速CDデビューのほか、紅白最速出場もこーちのはず」と教えて頂きました。さくさん、ありがとう💕)

 

ジャニー喜多川氏は、1300人オーディションの際に最初から「あの子は他の子と違う」と言っていたという証言があります。

 

そんなの……THE 王道主人公じゃないですか。

 

 

Jr.時代における主人公性

サッカーが特技で基礎的な身体能力も高い髙地優吾ですが、ジャニーズ事務所にはJリーグのユースチームにいた山田涼介くんや、サッカーオタクの薮宏太くんなどがいるため、それだけでは「他者とは違う主人公性」とまでは言えないかもしれません。

 

しかし、Myojoの1万字インタビューで語られた北斗の絆のくだりで(おそらくはSexyZoneのメンバー決めをしていた)ジャニーさんに「(北斗がいないなら)俺もなしでいいよ」と言った髙地優吾は、ジャニーズJr.という切磋琢磨する仲間を踏みつけてでも上に行かねばならない環境にあって明らかに異質な存在だったはずです。
 

京本大我が「B.I.Shadowの頑張ってない子」と評した髙地優吾。

菊池風磨が語った、B.I.Shadowでダンス練習をしているときに、カウントが取れなくて手拍子させられていた髙地優吾。


デビューという狭き門に向かってひた走る大勢のJr.の中で、バラエティー番組のレギュラーというアドバンテージを持つ髙地優吾がどう見られていたのか。

かつて「仕事をすればするほど友達がいなくなっていく」と辛い気持ちを味わった森本慎太郎に通じるものを感じることがあったと思います。

けれども、髙地優吾という人はそれを口に出さないので、私たちには知る由もないのです。

一般的なJr.としては決してトップランナーではなかった髙地優吾ですが、彼の人間的な魅力は、やがてSixTONESという名をもらったグループの中で輝きを増していきます。

 

 

SixTONESにおける主人公性

辞めたいと相談してきた京本大我に「俺は止めないよ」と伝え、その結果「(しんどくなっても)このグループには髙地がいる」と思わせるに至った髙地優吾。

外の場ではお仕事スイッチをOFFにできない田中樹をして「地元のダチ感覚」で一緒にいて楽、と言わしめる髙地優吾。

誰もが認める圧倒的なパフォーマンス力を持つ一方で、孤独を嫌い、繊細な一面も持っているジェシーから重い愛情を向けられている髙地優吾。

 

「ダディ」という呼称が定着した今日このごろ。

ジャニーさんに「Youはいるだけでいい」と言われたその意味が、ようやく明らかになりつつあるのではないでしょうか。

 

歌声にあっては、特性がハッキリしている5人の声がまとまるための糊のような存在であり、ともすれば悪ノリで暴走しかねないグループのブレーキ役であり、いつまでもスタッフを「オトナ」と呼び続ける永遠の少年たちの中で、必要に応じて「大人」の役割を担える人。それが髙地優吾なのです。

 

SixTONESと髙地優吾

SixTONESというグループは、メンバー全員が主役級の魅力を持っていると思います。

しかも、それぞれが異なる主人公性を持っているので、互いに打ち消し合うことがありません。

その中にあって、髙地優吾の特異性は群を抜いて際立っていると思います。

 

それは何故なのか。

私は、彼が持ち合わせている主人公性が「アイドルとして」というより「人間として」のものだからだと考えています。

髙地優吾は大学で「アイドルについての考察」をテーマに卒論を書いたとのことですが、おそらくその中で培われた方針を実践しているのだと思います。

 

残念ながら、現時点でその卒論を読むことはできていませんが、きっとアイドルを「愛される存在」たらしめるものについて、確かな考察がなされた結果の今なのだと思います。

 

結論

筆の向くままに思うところをしたためてきましたが、髙地優吾とは生粋の「主人公」であり、たまたまアイドルという職業についている人、だと思います。

その主人公性は、ジャニーさんレベルの見抜く目を持った人でないと、すぐには気づけないのかもしれません。

しかし、スクール革命でさまざまなチャレンジに成功する姿や、欠かさず更新されるブログなどを見れば、疑う余地はないはずです。

 

願わくば、その主人公力が、彼が望むベストジーニストであったり、出演本数ランキングの上位であったり、といった活躍の指標に反映される日が早晩やって来ますように。