イタリア(ピエモンテ)
ブラケット
Alc5.5%
輝きのある、紫がかった、やや淡いラズベリーレッド。粘性はやや低い。グラスに注ぐ際細かいクリーミーな泡立ちが見られるが持続性のある気泡は見られない。
潰したストロベリーやスグリなどの甘やかな香りにスミレ、かすかにレモングラスのようなハーブが爽やかさを与える。ハチミツなどもある。
甘やかな赤果実の味わいが広がる。若干ハーブの印象もある。炭酸は溶け込んでおりクリーミーな口当たり。タンニンはほとんど感じない。酸味は中程度。ハチミツの余韻を残しフィニッシュ。
ブラケット・ダックイは試験を受ける人は知ってはいるだろうけど、そんなに飲む機会があるものでもなさそうで、たまたま、売れ残りのワゴンにあったものを救出してきたというわけだ。よくこんなものをスーパーで仕入れたもんだと感心した。
味わいはシンプルで、よく冷やさないと残糖が気にはなるがアルコール度数も低く飲みやすくはある。サングリアなどにしても良さそう。
もう少し、詳しい話をすると、ブラケット・ダックイはDOCGなわけだが、その昇格は1996年、以前は忘れられたブラケットをモンタルチーノ(トスカーナ州)のバンフィ社がピエモンテでブラケットを造り始めてから品質が向上しDOCGに昇格したとのこと。
アルコール度数は5.5%と低いのだが、ブラケット・ダックイ(赤)の最低アルコール度数は11.5%とある。なんで?と思うのだが、よく見るとカッコ書きで(既得5%以上)と書いてある。つまり発酵したブドウのポテンシャルとして、完全に発酵した場合にアルコール度数11.5%以上になるブドウを使って、発酵を途中で止めて5%以上ならいいよという規定だということ。このあたりもあまり接したことのない規定のワインだなと、また一つ利口になった。
