フィンカ ソフェニア カルマ ブラン・ド・マルベック 2022
アルゼンチン
マルベック
Alc13%
ほのかにピンクがかった、淡いレモンイエロー。粘性は高い。
イチゴやラズベリーなどのチャーミングな果実香に加え、グレープフルーツのゼストを感じる。ジャスミンなどフラワリーな印象もある。白胡椒のようなスパイスが鼻をくすぐる。
アタックはやや強く、チャーミングな赤系果実の味わいが広がる。酸味は穏やか中盤、ごくわずかな渋みを感じ白胡椒のようなスパイスが複雑味をつくる。ほろ苦味が厚みを作り、イチゴのアフターフレーバーを残しフィニッシュ。余韻は長い。
世界マルベックデー(マルベック・ワールド・デー)とは、アルゼンチンで1853年の4月17日にメンドーサで初めてマルベックが植栽された日で、今や、アルゼンチンといえばマルベックということで本家フランスよりマルベックの本拠地となっており、そのようなマルベックを記念するために制定された日になる。
毎年、マルベックとなると選ぶのも大変ということで、今年は変化球でマルベックによる白ワインを選んでみた。黒ブドウで白ワインを造るのはシャンパーニュはもとより(シャンパーニュは泡ではあるが)、まま見られる。なぜそんなことをするのかはわからないが、目を引くのは間違えない。
マルベックって酸味も弱いしどうだろね?と思ったが、やはり酸味はそれほど強くはない。したがって白ワインだと思って低めの温度に設定するのは誤り。12℃以上がいいんではないかと思う。するとチャーミングな果実味がありながら、アルコールんpヴォリュームに加えて、渋みとスパイスが相まって厚みのある白ワインに変身する。
ラベルに目を移すとワイン名は“カルマ”、アダムとイヴと禁断のリンゴが描かれている。マルベックによる白ワインが禁断のきのみに手をつけたということか??
美味しいから許す!👍