このセミナー、通常は九州なら福岡まで平日に出かけてと受講のしようもないのですが、今回は新型コロナ感染症対策として、zoomでのリモート受講となったので、座学を2本とテイスティングを全て受講しました。ワインは自分で購入してということなので、いっぺんに4本開けないといけない(1本は輸入分を全て教会で買い上げたようで欠品、本来は5本)し大変ではありましたが、全体的には満足度の高い講習でした。
さて、本題ですが、ロゼの色合いも様々ありますが、そこに着目したことありますか?
ロゼワインの色調をローズペタルを中心に起き、濃い方をラズベリー、チェリーとして、薄い方はサーモン、オニオンピール、アンバーとすると、(濃い方はマセレーションの長さによる色調変化だ、薄い方は酸化による色調変化の順と理解しています)
まず、製法として、ダイレクトプレスにより果汁を得るか、フリーランかで色調に差が出ますよね?
当然、フリーランの方が色調は薄くなります。
そして、ローズペタルに熟成とか酸化のニュアンスが入ってくるとサーモン→アンバーに変化します。フリーランジュースの発酵では、種や皮からの抽出がほとんどないので酸化しやすくなりますのでこのような色調となります。
他に色調の濃さに影響を与えるのが皮の厚さやブドウの粒の大きさ。皮が薄いとプレスしても色調は薄めになります。小粒だと皮の比率は高くなりますから濃い目になるでしょう。
産地の特徴としてはボルドーではカベルネ・ソーヴィニヨン はダイレクトプレスで、メルロはフリーランを使うそうです。
当然、マセレーションすると色は濃くなりますし、種や皮からの抽出によりスパイシーで酸化に強くなります。
ボルドー・クレレはこれしか飲んだことないですが、香りもよく、スパイシーで飲みごたえもありますが、赤ワインと違いタンニンはほとんど感じません。
夏でもエアコン効いてたら・・とも思いますが、やはり、疲れた身体には赤はtoo muchなのでこのあたりが妥当かな?