純米吟醸生原酒 Black Impact 姿 | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

今日からテイスティングも再開です。
お酒は東京品川の地酒専門創り酒屋 かがた屋酒店からセットで購入。
ここは、日本ワイン検定1級の1回目の際、同じくらいに退室して、答え合わせなどした縁でネットで購入。2017年のことだけど、覚えててくれたようでなんか、嬉しく思いました。
かがた屋酒店のHPではSAKE DIPLOMAの一次試験対策も少し載っていて、お酒は過去に供出されたものなど、テイスティングシートと模範解答もついて売っていました。皆様もお試しください。

栃木県(飯沼銘醸株式会社)
ひとごこち80%、山田錦20%
精米歩合 55%
alc17.2%
日本酒度 +1
酸度 1.7

やや淡い、緑がかったシルバー。若々しくさ爽やかな印象。
グレープフルーツなどの柑橘系の香りもあるが、洋梨や白桃など華やかな果実香がある。セルフィーユ、白胡椒。米は上新粉のような上品な香り。サワークリームのような乳製品の香り。
アタックはやや強く、アルコールからくるの甘味と相まって、洋梨などの果実味がふくよかに広がる。酸味は爽やかだが、中盤からはコハク酸による苦味が厚みを与えながらサワークリームのフレーバーを残して長い余韻を作る。

ということで、これは、私のテイスティングコメント。一度、本番と同様と思われるテイスティング用語選択シートに書いてから起こしたので、いつもよりコメントしやすい😉

で、模範解答と比べると、やや淡い→淡い、"若々しく"爽やか→爽やかで華やか、果実香はライチも入っている。スパイスは選択肢になかったが白胡椒のような印象があった。乳製品はサワークリームではなく杏仁豆腐、ミネラルの項目で石灰。
味わいに移って、甘味はまろやか→ふくよか、酸味は爽やか→優しい、苦味はコクを与える→穏やか、バランスはまろやかで豊潤、力強い→スムースで溌剌とした。

以上のような差があった。
甘味などは誤差の範囲で、問題ないと思うが、バランスの表現が全く違うのには疑問を感じる。たしかにスムースといえばスムースだが、どちらかというと、原酒ということもありアルコール度数も高く、力強いは間違えでないように思う。また、アルコール度数からくる甘さもあり、果実香も豊かなことから豊潤、まろやかもあり得ると思うがどうだろう?

苦味、酸味は一つは絶対的でもあり相対的でもあるので、日本酒としての酸味、苦味をどう評価するかは解答は非常に参考になる。
自分の感じ方を補正していく必要があるかな。

という感じで、以後、7本のテイスティングを予定。