フランス16 ロワール渓谷地方(ソムリエ/ワインエキスパート試験対策) | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

ロワール渓谷地方

シノン城

 

フランスの地方、最後の項目まで来ました。頑張りましょう!

フランス最長のロワール川沿いの広大な地方です。最初は特徴的なものから覚えればいいのですが、結局、全部、どこかで見るんですよね・・。

地図とにらめっこです。


ロワール渓谷地方
ブドウ栽培面積5.7万haワイン生産量334万hl

A.O.C.ワインのタイプ割合

(白ワイン5割、赤2割、ロゼ3割)

 

主要ブドウ品種

シノニムがあります。

ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)

ピノー・ド・ラ・ロワール(シュナン)

ブルトン(カベルネ・フラン)

 

ペイ・ナンテ地区

主要A.O.C.は4つ。すべて”ミュスカデ”とつきますので、とくに覚える必要はありません。

ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌはこの地区最大の生産量

*これは資料をみればわかりますが、本文にはないところからの設問です。でも、お店で見かけるのは大抵ミュスカド・デ・セーブル・エ・メーヌですよね?

シュール・リー:醸造過程で発生した澱とともに熟成する

 

アンジュー&ソミュール地区

アンジェ市の周辺から約40km上流に位置するソミュール市まで広がる

赤はカベルネ・フラン(ブルトン)、白はシュナン(ピノー・ド・ラ・ロワール)が多い

 

ここではワインタイプ、とくに甘口がありますので、そこがポイントになります。

基本的なアンジューとソミュールというA.O.C.は赤・白の2色です。

アンジュー・〇〇というA.O.C.は赤だけ

(アンジュー・ムスーはrR発泡、アンジュー・コトー・ド・ラ・ロワールはB(半甘口~甘口))

〇〇・アンジューというA.O.C.はロゼだけ

ロゼ・ダンジュー グロロー主体の半甘口

 

ソミュール・シャンピニー(R) ロワール流域で最高の赤の一つ

 

コトー・デュ・レイヨン

カール・ド・ショーム

ボンヌゾー

上記3A.O.C.はレイヨン川流域で加熟、あるいは貴腐ブドウとなったシュナンから甘口白ワインを造る

 

サヴニエール(B)

ロワール川沿いの東南向きの斜面、辛口~半甘口までの白ワインを造る

 

トゥーレーヌ地区

トゥール市を中心にソミュールの東側からオルレアンまで産地が広がる

 

トゥーレーヌ(RrB、rB泡)

ブルグイユ(Rr)

サン・ニコラ・ド・ブルグイユ(Rr)

シノン(RrB)

赤はほぼカベルネ・フラン(ブルトン)、シノンはシュナン(ピノー・ド・ラ・ロワール)から少量の白も造られる

 

ヴーヴレ(辛口~甘口B、泡)

モンルイ・シュール・ロワール(辛口~甘口B、泡)

 

ヴーヴレは2次試験にでる可能性のあるA.O.C.です。飲んでみましょう。

以下、本文の主要A.O.C.にはないが設問でよくみるA.O.C.

クール・シュヴェルニイ(B)  ロモランタン100%の白ワイン

オルレアン(RrB) 赤・ロゼはムニエ主体、補助品種ピノ・ノワール、白はシャルドネ主体

オルレアン・クレリィ(R) カベルネ・フラン(ブルトン)の赤のみ

 

サントル・ロワール地区

ロワール上流、地理的にもブルゴーニュ地方に近いため、主要品種も黒ブドウはピノ・ノワール、ガメイ、白ブドウはソーヴィニヨン(ブラン・フュメ)となる

 

サンセール(RrB) 大半がソーヴィニヨンの白、赤はピノ・ノワール

プイイ・フュメ(B) ソーヴィニヨンの白

プイイ・シュール・ロワール(B) プイイ・フュメと同一生産地域、シャスラでの白ワインの場合に名乗る

ムヌトゥー・サロン(RrB)

カンシー(B)

コトー・デュ・ジェノワ(RrB) 赤はガメイとピノ・ノワールのアッサンブラージュ

シャトー・メイヤン(R、グリ) ガメイを直接圧搾した色の淡いロゼ(グリ)サントル・ニヴェルネ地区で最も新しいA.O.C.

 

中央高原地区

ロワール川上流域の中央高原に属するエリア

主要ブドウ品種は黒ブドウはガメイ、ピノ・ノワール、白ブドウはシャルドネ、サシー、ソーヴィニヨン

 

主なA.O.C.ワイン

コート・ロアネーズ(Rr) ガメイのみ

コート・デ・フォレ(Rr) ガメイのみ

サン・プルサン(RrB) シャルドネ、サシー、ソーヴィニヨンをブレンドした白、ガメイ、ピノ・ノワールをブレンドした赤もしくはロゼ

コート・ドーヴェルニュ(RrB) 100%シャルドネの白、ガメイ単一または50%以上にピノ・ノワールをブレンドした赤やロゼ

 

最終的には本文のみでなく資料の表まで必要になります。最後までかかるところの一つです。