ロワール渓谷地方
シノン城
フランスの地方、最後の項目まで来ました。頑張りましょう!
フランス最長のロワール川沿いの広大な地方です。最初は特徴的なものから覚えればいいのですが、結局、全部、どこかで見るんですよね・・。
地図とにらめっこです。
ロワール渓谷地方
ブドウ栽培面積5.7万haワイン生産量334万hl
A.O.C.ワインのタイプ割合
(白ワイン5割、赤2割、ロゼ3割)
主要ブドウ品種
シノニムがあります。
ムロン・ド・ブルゴーニュ(ミュスカデ)
ピノー・ド・ラ・ロワール(シュナン)
ブルトン(カベルネ・フラン)
ペイ・ナンテ地区
主要A.O.C.は4つ。すべて”ミュスカデ”とつきますので、とくに覚える必要はありません。
ミュスカデ・ド・セーブル・エ・メーヌはこの地区最大の生産量
*これは資料をみればわかりますが、本文にはないところからの設問です。でも、お店で見かけるのは大抵ミュスカド・デ・セーブル・エ・メーヌですよね?
シュール・リー:醸造過程で発生した澱とともに熟成する
アンジュー&ソミュール地区
アンジェ市の周辺から約40km上流に位置するソミュール市まで広がる
赤はカベルネ・フラン(ブルトン)、白はシュナン(ピノー・ド・ラ・ロワール)が多い
ここではワインタイプ、とくに甘口がありますので、そこがポイントになります。
基本的なアンジューとソミュールというA.O.C.は赤・白の2色です。
アンジュー・〇〇というA.O.C.は赤だけ
(アンジュー・ムスーはrR発泡、アンジュー・コトー・ド・ラ・ロワールはB(半甘口~甘口))
〇〇・アンジューというA.O.C.はロゼだけ
ロゼ・ダンジュー グロロー主体の半甘口
ソミュール・シャンピニー(R) ロワール流域で最高の赤の一つ
コトー・デュ・レイヨン
カール・ド・ショーム
ボンヌゾー
上記3A.O.C.はレイヨン川流域で加熟、あるいは貴腐ブドウとなったシュナンから甘口白ワインを造る
サヴニエール(B)
ロワール川沿いの東南向きの斜面、辛口~半甘口までの白ワインを造る
トゥーレーヌ地区
トゥール市を中心にソミュールの東側からオルレアンまで産地が広がる
トゥーレーヌ(RrB、rB泡)
ブルグイユ(Rr)
サン・ニコラ・ド・ブルグイユ(Rr)
シノン(RrB)
赤はほぼカベルネ・フラン(ブルトン)、シノンはシュナン(ピノー・ド・ラ・ロワール)から少量の白も造られる
ヴーヴレ(辛口~甘口B、泡)
モンルイ・シュール・ロワール(辛口~甘口B、泡)
ヴーヴレは2次試験にでる可能性のあるA.O.C.です。飲んでみましょう。
以下、本文の主要A.O.C.にはないが設問でよくみるA.O.C.
クール・シュヴェルニイ(B) ロモランタン100%の白ワイン
オルレアン(RrB) 赤・ロゼはムニエ主体、補助品種ピノ・ノワール、白はシャルドネ主体
オルレアン・クレリィ(R) カベルネ・フラン(ブルトン)の赤のみ
サントル・ロワール地区
ロワール上流、地理的にもブルゴーニュ地方に近いため、主要品種も黒ブドウはピノ・ノワール、ガメイ、白ブドウはソーヴィニヨン(ブラン・フュメ)となる
サンセール(RrB) 大半がソーヴィニヨンの白、赤はピノ・ノワール
プイイ・フュメ(B) ソーヴィニヨンの白
プイイ・シュール・ロワール(B) プイイ・フュメと同一生産地域、シャスラでの白ワインの場合に名乗る
ムヌトゥー・サロン(RrB)
カンシー(B)
コトー・デュ・ジェノワ(RrB) 赤はガメイとピノ・ノワールのアッサンブラージュ
シャトー・メイヤン(R、グリ) ガメイを直接圧搾した色の淡いロゼ(グリ)サントル・ニヴェルネ地区で最も新しいA.O.C.
中央高原地区
ロワール川上流域の中央高原に属するエリア
主要ブドウ品種は黒ブドウはガメイ、ピノ・ノワール、白ブドウはシャルドネ、サシー、ソーヴィニヨン
主なA.O.C.ワイン
コート・ロアネーズ(Rr) ガメイのみ
コート・デ・フォレ(Rr) ガメイのみ
サン・プルサン(RrB) シャルドネ、サシー、ソーヴィニヨンをブレンドした白、ガメイ、ピノ・ノワールをブレンドした赤もしくはロゼ
コート・ドーヴェルニュ(RrB) 100%シャルドネの白、ガメイ単一または50%以上にピノ・ノワールをブレンドした赤やロゼ
最終的には本文のみでなく資料の表まで必要になります。最後までかかるところの一つです。