2019 日本ソムリエ協会 教本 概要 | ワインの部屋 知識があればワインはもっと美味しい❤️

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出会ったワインを勉強も兼ねてちょっと深掘り。
毎日、ワイン開けるわけではないので、ないときはソムリエ/エキスパート試験対策や日本ワイン検定の話も織り込んでいきたいと思います。

今日、日本ソムリエ協会教本が届きましたので、まずは、概要を。

ページ数は2018の655ページから717ページと実に50ページ以上の増補となります。
見るからに増えたなという感じです。
 
酒類概論では焼酎の記載がなくなりウイスキーの項目が大変詳しくなっています。カクテルの技法とカクテルのタイプは初見となります。
 
日本は6ページ増。山形県、山梨県など詳細のワイナリーマップが追加されています。
 
オーストリアは冒頭の地図からDACの位置表示がなくなり州の表示のみとなりました。その代わりに各州のところに地図が入っています。
全体像は掴みにくくなりましたね。
 
チリはD.O.スールがD.O.サウスに表記変更されています。スペイン語でsurは南なんですね。言い換えただけか・・。
 
フランスに入り、目につくのはコート・デュ・ローヌ地方がローヌ渓谷地方に変わっていること。でも、すぐ下の地図にはコート・デュ・ローヌ地方と書いてあり、やはり言葉遣いが雑なところは変わってないなという感じです。
北部と南部をセプタントリオナル、メリデイオナルなど試験に出ていたところも北部、南部と表記されていて、もう試験には出ないんでしょうね。
いいことです。
ロワール渓谷地方はロワール上流域の中央高原地区が追加されています。
 
英国 ではイングランドの主要な地域として地図が追加されています。
 
今回、新たに加わった国は南米、ウルグアイです。
 
チーズは1ページ追加で、ポルトガル、ベルギー、英国、ギリシャ、スイスのチーズが新たに記載されました。
 
ワインの購入・保管・熟成・販売の項目では、酒税の税率構造の見直しの全体像として表が追加されています。
 
執筆者を見てみると酒類概論では2018では表示がありませんでしたが、今回はビール、ウイスキーなど各項目に執筆者がいることがわかります。
ジョージアとニュージーランドは執筆者が変わっています。