今日、日本ソムリエ協会教本が届きましたので、まずは、概要を。
ページ数は2018の655ページから717ページと実に50ページ以上の増補となります。
見るからに増えたなという感じです。
酒類概論では焼酎の記載がなくなりウイスキーの項目が大変詳しくなっています。カクテルの技法とカクテルのタイプは初見となります。
日本は6ページ増。山形県、山梨県など詳細のワイナリーマップが追加されています。
オーストリアは冒頭の地図からDACの位置表示がなくなり州の表示のみとなりました。その代わりに各州のところに地図が入っています。
全体像は掴みにくくなりましたね。
チリはD.O.スールがD.O.サウスに表記変更されています。スペイン語でsurは南なんですね。言い換えただけか・・。
フランスに入り、目につくのはコート・デュ・ローヌ地方がローヌ渓谷地方に変わっていること。でも、すぐ下の地図にはコート・デュ・ローヌ地方と書いてあり、やはり言葉遣いが雑なところは変わってないなという感じです。
北部と南部をセプタントリオナル、メリデイオナルなど試験に出ていたところも北部、南部と表記されていて、もう試験には出ないんでしょうね。
いいことです。
ロワール渓谷地方はロワール上流域の中央高原地区が追加されています。
英国 ではイングランドの主要な地域として地図が追加されています。
今回、新たに加わった国は南米、ウルグアイです。
チーズは1ページ追加で、ポルトガル、ベルギー、英国、ギリシャ、スイスのチーズが新たに記載されました。
ワインの購入・保管・熟成・販売の項目では、酒税の税率構造の見直しの全体像として表が追加されています。
執筆者を見てみると酒類概論では2018では表示がありませんでしたが、今回はビール、ウイスキーなど各項目に執筆者がいることがわかります。
ジョージアとニュージーランドは執筆者が変わっています。