2017年11月19日ソムリエ協会福岡・大分支部分科会のセミナーが博多のホテルオータニで行われました。
ソムリエ協会のセミナーってほとんど平日で、エキスパートの人って考慮されてないんだな~と思うのですが、たまたま日曜日の開催でしたので参加してきました。
講師はシャトー・オー・バイィのCEOヴェロニク・サンデル女史、テイスティングコメンテーターはソムリエ協会会長田崎信也氏。
まずはボルドー、グラーヴについて教本的な内容について説明
ボルドー地区の変遷
1950年代 生産者数60327軒 栽培面積139000ha
2016年 生産者数 6568軒 栽培面積114000ha
グラーヴ地区では約300軒 5000ha
AOCペサック・レオニャン 1987年認定
72シャトー 1791ha
84%黒ブドウ(カベルネソーヴィニヨン、メルロ、カベルネ・フラン、プティ・ヴェルド)
16%白ブドウ(ソーヴィニヨン、セミヨン、ミュスカデル)
赤のみ7、白のみ3、赤・白6
シャトー・オー・バイィの歴史
1461年 ブドウ栽培の記録が文書に残る。おそらく12世紀頃よりブドウ栽培行われていた
1872年 アシド氏が黄金期をつくる、メドック1級にも匹敵
1955年 ヴェロニク女史の曽祖父が畑を購入、その後、祖父がアメリカ人ロバート・ウィルマールス氏に売却
テロワール、他
砂利、砂、粘土、貝殻の化石など
標高は48mと低いが水はけには十分でミクロマリアを形成
ブドウ植密度 1万本/ha
シャトーの前4haは昔からのブドウ畑で120年の樹齢の古木がある
この”オールドワイン”は最終ブレンドの20%を占め、フィネスと深さを出す
環境に配慮し除草剤は使わず、耕作には馬を使う
選果は収穫時、除梗前後の3回行う
2017年からは選果ロボット(現在試作段階)を使う予定
構成
グランヴァン シャトー・オーバイィ
2nd ラ・パルド・オーバイィ(パルドとは昔ボルドーにあった品種でマルベックと同じではないか)
3rd ペサック・レオニャン・ド・オー・バイィ
時々ロゼも造る
メルロ主体の シャトー・ル・パプ(ここは宿泊施設もある)
シャトー・ル・パプもヴェロニク女史が経営責任者
スコン・ヴァンは偉大なグランヴァンを造るために30年ほど前からボルドーで造られるようになったがシャトー・オー・バイィでは50年前より、その概念を持っており、30年前からは3rdワインも造るようになった
グランヴァンもスコンヴァンも醸造までは同じ過程、ブレンドの段階でロットによりグランヴァンに満たなければスコンヴァンとする
グランヴァンは新樽比率50~60%
ラ・パルド・オーバイィは20~30%
ペサック・レオニャンは1年使用樽を使用
樽は6社から購入したフレンチオークのみ
新樽は投資の一番大きなところで一樽約700ユーロする。これを使い2~3年後には20ユーロでしか売れないとのこと。
そりゃ~安いワインには使えんわ。
というような説明があり、テイスティングに移った。
テイスティングは、まず、ヴェロニク女史から、ヴィンテージについて、その年のサマリーの解説があり、田崎氏が試飲、コメントするという形。
ここで感じたのは、ワインエキスパート取得のため練習してきたのは、例えば、ワインの色調でも、エッジにオレンジが入ってきている。したがって、少し古いヴィンテージで2009とか2011とか考えるわけですが、
私は、最初に試飲したラ・パルドの2011はエッジにオレンジが入ってきてるよな~という感想だったのですが、田崎氏は僕が思うに(オレンジが入ってきているが)←ここは想像、”まだ紫が残っており若々しい”
とコメント、そして総合評価が、”これでも美味しいが、若々しさを残しており、まだ5~10年後も楽しめる”でした。
そういう見方をするんだな~。
そして、コメントを聞いていて、ワインのテイスティングは共通言語をもって他人に伝えるってことなんだと改めて感じました。これはワインエキスパート取得のための勉強に際して、まずは座学で、品種の特性を学ぶことが重要だなと感じましたが、今回も再認識させられたということです。
あ~勉強になった。
でも、電車の時間に追われて、後ろ髪ひかれながら、ワインを飲み残したまま帰ってしまってちょっと残念でした。![]()


