スピンドル高速回転化が進み、弊社のお客様でも 30,000rpm以上の回転を求められる場合が
多くなってきました。
高速回転には、HSKタイプのツールシャンクが有利と言われていますが、その利点について
まとめてみました。
BTツールシャンクと比較して、大きな構造上の違いは、1面拘束から2面拘束になったことです。
その利点は、
① 遠心力で主軸が膨らんだ際の、食い込み防止 です。これが一番大きな利点なのですが、
他にも、あります。
② ツールシャンクが中空のため、軽量であり、薄肉です。ツールシャンクが回転時に膨張する為
主軸のテーパ面に密着しやすく、①と合わせてより工具の剛性が高くなっています。
③ BTツールシャンクのテーパは、7/24に対し、HSKは1/10です。
軸方向の位置決め精度が高くなっています。
④ プルスタッドがありませんので、丈が短くなります。
開発の経緯等、より詳しい情報が必要な方は、以下のHPをご参照ください。
www.jsa.or.jp/stdz/edu/pdf/b2/
知恵袋チーム