Ref.3529 は、サービスダイバーの最終仕様になります。
 
たいへん人気のある、3H ダイヤルです。
 
ダイヤルから見える印象としては、微妙な感じがします。
よくあるパターンとしては、
「 Ref.3314 や 3319 のダイヤルを入手して、Ref.3529 の純正ダイヤルと入れ替えた 」
または、
「 Ref.3314 や 3319 本体を入手して、Ref.3314 や Ref.3319 の本体を捨てる、または、パーツとしてバラ売りしてダイヤルのみ Ref.3529 と入れ替えた 」
が考えられます。
これは、3H ダイヤル の人気(資産価値)が高いためにおこる現象です。
夜光の退色具合が Ref.3529 の製造年代と合っていないように感じられます。
Reff.3529 3H ダイヤルには、「 T SWISS T 」 表記のものは通常ありません。
また、Ref.3529 の夜光は、やや緑色がかった白色になります。
 
ナイロンストラップリンクが欠品しています。
IWC OCEAN BUND は、ナイロンストラップが基本になります。
ブレスレットは無くても良いくらいです。
これは痛烈に残念な感じがします。
 
取扱説明書が民生品 OCEAN 2000仕様です。
IWC OCEAN BUND の取扱い説明書は、シリーズすべてのモデルで白い紙に黒い文字で印刷され、それぞれの Ref.番号が印刷されたものになります。
黒い紙に白抜き文字で印刷されたものはありませんでした。
 
付属している整備用ドライバーが 第1世代ストラップリンク用の民生品 OCEAN 2000仕様です。
これはこれで OCEAN 500 / 2000 ファンには価値がある品ですが、Ref.3529 ではこの工具を使うところがありません。
 
この商品にチャレンジするには、相当の勇気が必要になるかと思います。