芸術は気迫 | 作曲家・エレクトーン奏者*岩内佐織「音のらくがき」

作曲家・エレクトーン奏者*岩内佐織「音のらくがき」

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横山大観展+映画「天心」+懇親会という企画イベントにお声掛けいただき出席致しました。

数ある作品の中でも、やはり大作「生々流転」を直に見ることができたのは、とても心に響きました。40mの絵巻物に春夏秋冬、水の輪廻、1日の流れを描き、人生に例えられています。下絵デッサンを見た後、本編を見るという順になっていたので、作品作りの前段階の構想を組み立てる作業の種明かしまで見せていただいたようで、かなり興味深かったです。作曲と同じ手順だなぁ〜と、音楽と照らして見てしまいます。

「芸術は気迫」という大観の言葉も胸に響きました。作品を生むのために、まさに命を削る念いで、そこに自分の魂を投影する気迫が込められているか。作品を見る(聴く)とき、作り手の生き様や気迫を、人は見ている(聴いている)のだと思います。

誰しも人生には限りがある中で、そういった意味で、自分のこの後の生き方として、どのように音楽と付き合いたいか、最近よく考えます。作品を作る、残すというエネルギーが満ち満ちている状態を維持すること自体凄いことだと思います。だから「芸術は気迫」なんでしょうね。

映画「天心」は横山大観の師、岡倉天心の映画です。印象的だったセリフは、琵琶を演奏している人物を描く弟子に、「音が聞こえない」と天心は言います。音楽を作るときは、その音で絵が心に浮かぶか、心情をも表現できるか考えるので、音と絵は行き着くところはやはり同じと、改めて思いながら鑑賞しました。

懇親会はレストラン ラー エ ミクニにて、国立近代美術館館長、映画の監督、プロデューサーの方々も交えて盛況。テラスへ出てみたら風が気持ちよく、目の前の皇居の新緑が目に優しい、良い時間を過ごすことができました。


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