私は楽しい事を見つけて暮らしていきたいと、そんな気持ちで生きています。
省吾さんの事はもちろんですが、私が好きな事、花が咲いたとか美味しいもの食べたとか、夕焼けが綺麗とか。
そんな、誰にも話さないような些細な事を嬉しいと感じられたら、そしてそんなことを取り留めもなく書いたらなんとなく幸せかなぁと思ってブログを始めました。
悲しいことや、辛い事、イラっとすることがあっても、楽しい気持ちでブログに書くことを考えたり、写真を選んだりしていると、ほんわかした気分になって私の癒しの場所になりました。
見ず知らずの人が、私のブログを読んでくださって、いいねやコメントを書いてくださったり、実際に会えた人もいました。
日本中に一気にたくさんのお友達が出来て本当に幸せな私の居場所になりました。
素直に正直に、本当の事だけを書いて来ましたが、ひとつだけずっと書けずにいることがありました。
それは夫の闘病についてです。
病気が見つかったのは昨年の暮れ、省吾さんに明け暮れた2023年の終わり、最後に参加したコンサートが終わってわずか6日後の事でした。
胃の調子が悪くて食欲がないから、胃薬でももらって来ると、軽い気持ちで朝出かけた夫が、お昼には癌の疑い、夕方には私まで呼ばれて大きな病院への紹介状をもらう事になるなんて、全く想像もしていない事でした。
その5日後に大学病院を受診、その日から立て続けに検査をして、1週間後には、リンパ節への遠隔転移があり、手術不可、治療は抗がん剤のみと言う厳しい現実を突然、突きつけられました。
近所のクリニックを受診してからわずか12日後の事でした。
当然、その瞬間から検索魔と化しました。
お医者さまが発信されている専門的なもので基本的な知識は全て学び、その内容は主治医からの治療方針の説明にとても役に立ちました。
そして、何よりたくさんの同じ病気と闘っている方、ご家族の方のブログに勇気づけられて今日に至ります。
私は、その事をずっと自分のブログに書くことができませんでした。
このブログは私の大切な居場所だったから、ここにいるときだけは忘れていたかったのかも知れません。
私は闘病されている方やご家族の方にたくさんの質問をしました、その時は初めに今の自分と夫の状況、私のブログがとても呑気で不快な思いをさせてしまうかもしれないことを伝えました。
どなたも、とても親切にお返事をくださり、私や夫への励ましの言葉をくださいました。
中には「いつか話せる日が来るまでそのままでいいですよ」とか「発信はできなくても、励ましの言葉をかけてくれるだけで嬉しい」なんて言ってくださる方もいました。
私のブログを読んでいいねや、コメントを下さる方もいて、ずっと本当の事を書けずにいる事が少し苦しくなってきました。
これからも、私はきっと呑気なブログを書き続けると思います。
夫が病気と闘っているのに、どうしてそんなに呑気なの?と思われたり、言われることもあるかもしれません。
でも、ここでは、ここでだけは呑気で楽しいことだけ考えてるお気楽なおばさんでいさせて下さい。
仕事もご迷惑をおかけするといけないので、しばらくお休みすることにしました。好きで続けていた習い事も、少し前からお休みしています。
家で、庭仕事や針仕事をして過ごす時間が増えることでしょう、妄想する時間も増えるかもしれません。
きっとそんな、今までと変わらない日常を投稿すると思います。
今も、書きながら投稿していいのか迷っています。
書き始めてから、すでに数日経っています。
長い文章になりました、最後まで読んで頂きありがとうございます。
これからも、変わらずに呑気なブログに呑気な感想を寄せて頂けたら幸いです。