あの日から29年になるのですね。


あの日、あの時、私はまだ寝ていました。でも、その瞬間のことを本当に昨日のことのようによく覚えています。

それから何度も大きな地震に見舞われ、その度に甚大な被害が出て、その度に大きな地震への備えが叫ばれます。今もホームセンターなどでは、防災グッズが棚から消えているそうです。


さて、我が家の備蓄はどうなっているでしょうか?


特に防災用品を買う事はありません。

庭の鍵をかけていない物置に、今では全く使わなくなったキャンプ用品が入っています。場所をとるので捨ててしまいたいですが、災害時の役に立つのではととってあります。

着なくなった暖かそうな衣類、ダウン、肌着は新しいものを少し。トイレットペーパー、ティッシュペーパー、タオル歯磨きなどの衛生用品。底の厚そうなスニーカーを家族の人数分。(今では夫と2人暮らしですが5人分)

ラップや紙コップ紙皿も置いています。

家の中では、水やお茶は多めにストックしています。防災用ではなく、日々使って古くならないように。食品は、栄養価の高い大豆やミックスビーンズなどそのまま食べても美味しいもの。フリーズドライのお味噌汁やスープ、炊き込みご飯などを時々多めに作って冷凍保存。


だがしかし、庭の物置は開けられるのだろうか?

家の中に入って冷蔵庫や食品庫の食品を取り出せるのだろうか?


災害時、私はどこにいるのだろうか?


とりあえず、最も心配だった、高齢の義母と母が安全そうな高齢者住宅に住んでくれていて、万が一何かあっても大丈夫だと思える事が何よりの安心です。


お天気のいい日に、寝袋を天日干しして、テントに敷くマットが劣化していないかを確認します。


娘からは「私たちに何より必要なのはメガネだよ」と言われました。確かにそうですね、これはどこに保管しましょうか?

まだまだやる事、考える事は沢山ありそうです。


いつも車に積んでいる、災害対策の袋。



何を入れたのか見直したら、暖かいダウンとジャンバーが各1枚。フリースのひざ掛けが2枚。とりあえず、寒さ対策だけでした、もう少し整えます。


友人の息子さんが愛知県の消防署にお勤めです。早々に輪島へ行かれているとのこと、全国の自衛隊、消防、その他自治体の方々、ありがとうございます。どうぞご自身の身の安全と被災者支援など、よろしくお願いします。


いつも、何もできない自分が情けなくなりますが、せめて、被災地の方々を思い、わずかばかりですが寄付をさせて頂きます。


どうぞ一日も早く元通りの生活に戻れますように。