夜「・・・こんばんは、お久しぶりです。お元気でしたか？」
アルクトゥルス「・・・ん？・・・あっ、夜さんっ。どうも、お久しぶり！」
夜「・・・何か、雰囲気変わりましたね。大人っぽくなったというか、たくましく
なったというか・・・。どうかなさったのですか？」
アルクトゥルス「え？・・・フフフ、別に何もないよ、なんちってネ・・・フフフ」
夜「あの、バレバレなんですけど・・・というか私、実はずっと見守っていたんで
すけどね。なかなかいい感じじゃないですか。・・・それにしても、あなたの
変わりようには驚愕いたしました」
アルクトゥルス「えっ？・・・ぼく、どこか変わった？」
夜「全く自覚してないんですね・・・だって、前回お会いした時などは、『恋』と
いう言葉は必要ないだとか、一生ロンリーウルフのままでいいだとか、色々と
おっしゃっていたじゃありませんか」
アルクトゥルス「そんなこと、言ったっけ？・・・まぁ、それはそれということで。フフフ、い
いじゃないかっ。過去は過去だよっ」
夜「どんなキャラなんですか、それは。・・・何だか、すっかり色ボケしている感
じですね。大丈夫なんですか？顔が緩みっぱなしですよ」
アルクトゥルス「そっ、そうかなぁ・・・これでも『モテる男になるためのムキムキボディ改造
計画！』は、1日もサボったことないんだけどね。へへへ、偉いでし
ょ？・・・どう？ぼくのこの体っ。少しはカッコよくなった？」
夜「そうですね。だいぶビジュアル的にもOKになってきたんじゃないでしょう
か。格好良いですよ、とても」
アルクトゥルス「ほっ、ほんとっ？・・・よ、よかったぁ・・・。やっぱり、1日1日の積み重ね
が大事だよね。『継続は力なり』って感じ？ダイエットでも何でもさ。そうで
しょ？」
夜「まさに、おっしゃる通りだと思います。というか、あなたの口から、そのよう
な発言が飛び出すこと自体が驚きですね。・・・愛というものは、こんなにも
偉大な力を持っているのですね・・・」
アルクトゥルス「そ、そんな、しみじみと語らないでよ・・・。なんか恥ずかしくなってくるな
ぁ・・・」
夜「・・・すみません。ただ、このような感動は久しぶりだったもので・・・。こ
れからも、良い進展が望めるように祈っていますよ」
アルクトゥルス「あ、ありがとう・・・そうなるといいんだけどネ。運命の女神ラケシスは、ぼ
くの味方をしてくれるかなぁ・・・」
夜「大丈夫ですよ。あなたは、自分が信じた道を突き進めば良いのですから」