4thシングル。青が好き青青青青青青と言ってきた雨宮さんが真っ赤なジャケットを出してきたことで印象深いシングル。
このシングルが1番の挑戦だったように僕は思う。それ故にこのシングルを考えるのは緊張感が……。



irodori


この曲のストーリー性って、悪意に満ちた夜の世界で順応するように表面に赤を塗られていく。世界に色を塗られても内面の色は変わらないっていう曲がらない強い意志を感じるような気がして。
どんなに赤くいることを強要されて、赤を装っていても心に宿る炎は真っ青のままだよ〜ん。残念でした〜。って感じ。まあもちろんそんな軽くはないのだけど、青であることは自分自身が納得していて、鏡を見た時に自分の内側にあるものは青だって自分で思えればそれでいいって言ってるように感じてなんて強いんだろうなぁって思う。
そういう在り方ってカッコいいなぁって思うけど口にはしない。


青っていう自分を残しているのに見てくれは完全に赤に塗られてるようなこの曲。曲を色で表してくださいと言われたら雨宮さんの楽曲の中で1番この曲が難しい気がする。だって完全に赤なんだもん。なのに雨宮さんの個性(青)はちゃんと活きてて、それがあるから余計赤く見える。
逆に青が残ってるからこそより赤く見えるしここまで赤く感じなかったのかもしれない。
別に僕は曲を色で表したい訳じゃなかった。戻ろう。
この別の色に塗られても自分の色を見失わない強さを感じる。その強さの結果世の中との折り合いの付け方がうまいなぁって思って尊敬したりする。でもそれって、内面に譲れない青があるから、他の色に塗られても大丈夫なんだなって思う。

じゃあ、なんで赤なんだろう……?

青じゃなかったらなんでもよくね?緑でも紫でも。なんで赤じゃなきゃいけなかったんだろう?曲の中に赤って色が出てくるから?じゃあ赤って色自体が曲に関係するのかな?
そんなこんな考えてたらややこしくなってしまった。

僕にとっては、悪意に満ちた夜に屈しないために勇気や活力を上昇して闘志を高める為だったり、この夜を受け入れて前を向く為に赤という色を選択したというように思っていて。赤く在る道を選択したんだと思っている。
前を向いて勇気を持って耐え忍ぶために。

赤ってこういう意味合いもあるのかもなーって個人的には思ってて、逆にシンプルに考えてみて青と赤って逆のイメージあるなぁと。
僕はよく雨宮さんの色を光の色で見るのだけど、青色に見えるものは黄色を吸収して青を反射してるんだよね。だから青の反対って僕にとって黄色なんだよなぁって。
だけど体感的に青と赤って逆だよなと思える。それって文字的というか、概念的に逆なのかなって思う。
信号とか青と赤は逆の意味で使われる。ヒーローものとかも赤と青はだいたい存在してお互いに意識し合っているようなイメージ(本当はどうか知らない)。
このイメージって言うのが赤と青は対極だと思う所以かもしれない。
何が言いたいかって言うと、対極の色に上塗りされても見失わない自分の色だとしたら、ほかの何に塗られてもへっちゃらだって思えるんじゃないかなってことで。

1番受け入れ難い色になっても突き通せるって自信があれば、あの時の方が大変だった。って気持ちを保ち続けられるのかなって。そういう人間の典型的な思考が働くからこの色を選んだのかなって僕は思ってる。
私は赤にもなれる。見てくれは赤だけど、そんな色に屈してると思う?って最後に青をチラつかせるようにしてる歌詞がちょっとカッコいいなって思うところ。

何より、赤に屈して縋るように青を差し込んだんじゃなくて元々青って信念が1本通ってるから私は青なの!って叫んでるように見えるし、完全に赤に擬態してるんだけど、擬態できてるってことはホントは違う色でそれが青だから余計にびっくりって感じで信念の強さとか、己の信じる道を進んでるって感じがする。


大変なことが沢山ある世の中だけど、自分を殺して世の中に染まっていくんじゃなくて自分を隠して上手くやり過ごしてるように感じられて頑張れヒーローって感じに応援したくなる気持ち。
そういう曲に感じられてこの赤い癖の強い曲はまんまと青の引き立て役になってしまうのかなって思う。
そう感じるのは雨宮さん自身の影響が強く出ているんだなって思うと弱いと知る強さを持った強い人だなぁと思う。というより、強くあろうとする人だと感じる。



そんなこの曲だけど僕にとって、
信念を貫く姿がカッケーと思う曲で、自分が信じるものは何かを考えさせてくれる曲で、一歩大人に近づけてくれる曲で、嫌なことがあっても耐え忍ぶ力を分けてくれる曲で、恐れる弱さそれを認め屈しない強さを教えてくれる曲で
『唯一無二の信念があれば何に塗り替えられても大切なものは失わないと教えてくれる強い曲』で。
たとえ真っ暗になったとしても内側に宿る自分の灯火は消えないんだって思える。その消えそうで消えない灯火を大切にしながら僕らは日々を過ごすんだと思う。そう思わせてくれる大切な曲。
僕にはまだ信念と呼べるものは無いけれど、いつかあなたを追いかけてるうちに見つけたいなと思う。




Fleeting Dream


この曲は星の光のようだなぁと思う。
星の輝きって僕らが今見上げてみてるのは何年も前の輝きなんだよね。もはや太陽も正確には8分くらい前の光を見ているわけだからめちゃんこ遠いとこから輝いてるわけで、化物語のエンディングテーマでも出てくる有名な夏の大三角のアルタイルはだいたい17年、ベガがだいたい25年、デネブなんかはだいたい1400年って表記を見た(ホントかは知らない)。
すげーなぁ。神秘的なお話だなぁと思うのですが、僕はこの曲にそんなイメージがあるのです。

星の光って全て過去なんですよ。
なんかよー分からんとこで知らん間に光っててそして僕らのいる地球にやってくるのは数年、はたまた数十、数百年後。今光って見える星が今まさにそこに無いかもしれない。あれ知ってる!アルタイルって言うんだよ!って知ってる星を見上げてドヤ顔かます子供がいたとして、そのアルタイルはその子が産まれた時にはもう無くなってて、大人になってから見上げたら無くなってるかもしれない。なんかちょっと寂しい気もしてくるのだけど、僕はそれを当たり前に受け入れられる心持ちがすごいなって思う。
指示代名詞使っといて具体的なのが何も無くて誤解しか生まれないけど、今まさに存在しないかもしれないその星を見あげて綺麗だとか今日も三角形見えるとか当たり前に思えるのってすげーいいなって思えて。

何の話だこれ……笑
Fleeting Dreamの話をしようとしてたのにいつの間にか星の話しかしてない。
そんな当たり前じゃないものを当たり前と思えるのって星が輝き続けたからであって、何度も繰り返し見てきたから当たり前だと思うわけであって。
何が言いたいかって言うと雨宮さんも輝き続けてくれてて、僕はいつしか活動してくれること自体を当たり前化しちゃってないかなって噛み締められるような気がして。全然当たり前じゃない応援できる環境だったり、雨宮さん自身が活動してくれること。それが当然じゃないありがたいことだって教えてくれるのがこの曲だったりする。


光は一直線にしか進めない。ぶつかって反射してもただ真っ直ぐに進む。その光を追いかけるように手を伸ばす。なんだか光って道のようだなって思えて。一筋の光に向かって進んでいく不確かな道。その道を歩くのに信じられる人がいるのといないのでは見える景色も変わってくるよね。ひとりで歩くには不安に駆られてしまって視野が狭くなってしまうし心細い。いつ踏み外してしまうかもわからない。
ひとりでは明日という未来の輝きすらも信じられないかもしれない。
星の光って過去のものだけど、今輝いた星の光は観測者にとっては未来の輝き。星は今も未来に向けて輝いてるかもしれないしもうなくなっちゃってるかもしれない。その道を行くのにひとりだと不安がより感じられてしまう。でも信じられる人と行けば気持ちを共有できる。そうして肩の荷が降りてまた信じて進んでいける。

輝き続けないと届かない光も、信じて受け取ってくれる人がいれば輝けない時だって雲に隠れて見えないだけで、輝いているんだって信じられる。雲に隠れて見えなくなった光は雲が晴れたらそこにまたあるから。そうやって信じられるからこそ待っていられる人もいる。
休んでもいいんだよって伝えてくれるし、伝えたい。
輝けなくたって、道がなくなったって、そこにいてくれるって信じられるから。安心して。
僕は僕で歩き慣れたいつもの道をいつも通りの信頼を胸に進むから、あなたも光に手を伸ばして進んでいこうねって思う。


蛇足になるけど、星は過去から現在も一定に輝くものだけど、雨宮さんは人だから。全然違うものだからその違う点を。
過去の光は雨宮さんの後ろで輝く。そうやって雨宮さんを明るく照らしてくれると思う。だけど、今の雨宮さんはもっと輝いてる。背中から眩しく照らされていて分からないかもしれないけど、今現在の雨宮さんはそれ以上に輝いてるんだよって言いたくなる。
あなたが輝くのは過去に自分のためにしてきたこと。それが今のあなたを照らしてくれている。
雨宮さんを通して、この星の輝きのような曲を通して、過去にしてきたことは今の自分の為になるんだって思える。そうやって輝きを重ねて、いつか思い描いた自分になれたらいいねって思う。


僕にとってこの曲は、
当たり前だと思うものは当たり前じゃないんだって教えてくれる曲で、星を見上げたくなる曲で、休んでもいいんだよって教えてくれる曲で、過去にした事が今を活きるように今やることも未来に活きると思わせてくれる曲で、
『笑顔にしてくれる曲』。
信じてるって言ってくれるようで、だから僕も信じてるし信じたいと思うし。雨宮さんが頑張れる日も頑張れない日も両方あるのは知ってる。だから頑張れる日にやれるだけやって無理はしないで。そうやって少しずつでもお互いに重ねた想いが繋がって、笑顔を交わせたらいいなと思う。
そう思うから自然と笑顔になれる曲。
笑顔の先で、雨宮さんも笑顔だといいな……。



内側に燃える青い炎と星の輝きがくれるたくさんの想い。その一つ一つが星空のように僕の心を満たしてくれて、この2曲が本当に大好きなんだ。





そぼく( ´∵`)