今日のラボミーティングは、新しく来たパキスタン人のポスドク(仮)Fの担当。
彼、まだ正確にはPhDを取っていないそうで、なぜポスドク扱いなのがよく分からない。
ある日突然ボスがラボに連れてきた。
連れ子か?
俺の関わってないプロジェクトの話なのでそもそもよく分かってはいないんだけど、それにしても奇妙な発表だった。
まず、His-tagタンパク質AとGST-tagタンパク質Bのin vitro binding assayをやっているようで、色々条件を合わせるのが大変だったと説明。
まぁ、なんとかグルタチオンビーズでBとAの結合は見られたようなんだけど、なぜかその隣に、S-proteinビーズの絵が。
そして、一言
F 「S-proteinビーズでもAとBの結合が見られました。」
全員 「????」
いや、その発現ベクターにはS-tagは入ってないから。。。
でもなぜかネガコンは取れてる。
なんだ?GSTってS-proteinビーズにも結合するのか??
その後AとBをタンデムに並べてFusion proteinを作るという話になった。
F 「既存の発現ベクターからAとBを切り出してきて、リンカーを間に入れて、他のベクターに入れ込みました。」
ポスドクA 「ストップコドンは取り除いたの??」
F 「え?ストップコドンって制限酵素サイトの外にあるんじゃないの?」
。。。Sequenceくらい確認しようよ。
うーむ。前途多難そうだなぁ。