現場で働く | 五代目徳田慎太郎 SEVEN FOREST PROJECT since 2016

五代目徳田慎太郎 SEVEN FOREST PROJECT since 2016

米農家 10年以上の休耕畑や田んぼを再利用しながら再生をテーマに『人、もの、土地』のあり方を考えるSeven Forest Projectを企画し、森や畑を活用したユニバーサルな世代間交流事業を行っています

農業の繁忙期です

連日の猛暑

日もながいので


朝早くから

夜遅くまで

もちろん


嫌でやっていることではありません(o^^o)


生きていくため

家をまもるため

農業を生業と決めたのは

自分たちだからです(o^^o)


ただし、好きだから、農業?

というとそれだけではありません


もちろん


お金も大切


農業もお金です


最近、"農業とまるまるビジネス"

といった形態が目立つようになってきました


福祉や飲食、6次産業

県外進出だ海外進出だ、、

意外とその点、わたしたちは

シビアにみていて

地元を離れた産業は

広がりはあるし、ビジネスとしての期待度も膨らむけれど

農業だからこそ、底があるし

結果、本来の農業からはなれてしまうと思うのです

うまくまわすためには

農家だけど

現場にたてない


お任せ農家になってしまう

と思うのです

現場にたてない、なんちゃって

カッコだけ農家

棟梁が、現場にたたなかったら

誰が家をたてる工程を

安全にささえるのか?

農家の暮らしとはかけはれた(現場にたてない)人が、農業を利用してビジネスしている現実
をみると、胸が痛くなります




そういった方たちは、飲食事業だのサービス業だの、福祉事業だのなんでもよいのです

ビジネスになりさえすれば。

でも、農業の大義は現場に立つことにある

むしろ、現場にたっていない 棟梁は、

説明はめちゃくちゃうまいのです(笑)

自然の難しさを経験していないから。 
机上で、肥料がいくら、農薬がいくら、利益がいくら、、、

だから、ビジネスもうまく見える

でも、実際、お金の流れしかみていない


わたしがこの繁忙期に思うのは

現場で働く人の思いが

農家の家をささえ

土地をささえ

町をささえるということ

アグリビジネスは

お金がかかります

お金がお金をつくるのです


野菜を高騰させているのは
農家ですか?

ちがいます

現場にたたないビジネスが

人に必要な

時間や土地、地域の文化をビジネス化してしまわ

ないか?


すこし懸念しています

農業は、土くさい、泥まみれの中から

機械化がはじまりました


爪に土が入る人を内心

バカにするような人が

あってはならない

まずは、現場にたつ

そして、爪を真っ黒にして働くことが

できる農業

そんな農業がなくならないように

地道に頑張っていきたいとおもいます