中川直人氏の「希望・1000人のポートレト展」が宮古の生協DORAで7月30・31日の二日間開催されました。
30日夕方のニュースで放映があり、31日の岩手日報に記事が掲載されました
それをうけてみにきてくださったかたのなかにポートレートのモデルさんのお知り合いもいっしゃり、「むかいの家に住んでいた人だよく似ているね」と感想をいただきました。
今回のポートレートは震災の年の五~六月にグリーンピア田老に避難されていてモデルになってくださった約40人です。
直接受け取りにこられたかた・代理でまとめて受け取りをしてくださったかた・今は関東や盛岡に移られた、家を直し引っ越したというかたもいらっしゃいました。
元公園だったグリーンピア田老にはテニスコートやグラウンド・駐車場に仮設住宅が建設されています。
今回わかっただけでも約40枚のうち16名のかたは今現在グリンピア田老の仮設にいらっしゃるそうです
積み重なった瓦礫は目の前からからはすこしずつ消えて、目に見える景色は時間とともに整理されて変化してゆきます
内陸にいると日常のなかで震災を感じる機会はだんだんに少なくなっていますね
時間はみんなに平等に流れます。
時間の体感スピードはひとそれぞれです。
いろんな想いがあることを大切にしながら岩手未来機構がともにすすんでゆけたらいいなと感じた宮古DORAの展示会でした
会場の天井からは世界11ケ国から集められたポストカードがゆれていました
片桐宏典さん・ケイト・トムソンさんご夫妻が携わるプロジェクトです
お二人は彫刻家で片桐さんは男性的でシャープな、ケイトさんは女性的で曲線的な作品をつくられていると作品をみたかたからきいています
九月には釜石・山田でも
ポストカード展を開催予定です。
世界から日本に届いたアートと愛のメッセージを是非みにいらしてください
田村佳子