みなさま こんにちは。
今日は、片桐宏典さん、ケイト・トムソンさん ご夫妻がプロデュースされる「ポストカードプロジェクト~東北の人々へ~」について、この場を借りて 皆さんへご紹介させていただきたいと思います。
7月の後半から8月にかけて、 中川直人顧問の「希望・1000人のポートレイト展」と一緒に、このポストカードプロジェクトが沿岸を巡回展示されることとなりました。
ケイトさん、片桐さんご夫妻は、イギリス、日本、そしてオーストリアやドイツなど、世界各国で活躍される彫刻家です。
ケイトさんの作品は英国大使館にも収蔵されておりますし、片桐さんはイギリス、オーストリア、日本などで公共アートシンポジウムをプロデュースされていらっしゃいます。
そのお二人が、「震災復興への励ましになるように」と各国のアーティストに呼びかけて集まった、世界10カ国、370通を超えるポストカードを展示するのが、この「ポストカードプロジェクト」です。
こちらは、今年の春、東京の国際文化会館で展示された際の様子。
ケイトさんが海外でワークショップを行った際の、小学生の可愛らしい作品も沢山ありました。
ハガキを天井からテグスで吊るす、というユニークな展示スタイルは
一枚一枚を 手にとって、その作品の温かさに触れてほしい、という お二人の願いから生まれたものです。
そして こちらはポストカードプロジェクトの象徴として使われている写真。
…瓦礫で埋まり全ての色を失ってしまったかの様な町の中に浮かぶ、一台の赤い郵便配達車。
皆さんは映画「シンドラーのリスト」をご覧になりましたか?
その中で、色彩を全く失ってしまった映像の中に、一人の女の子のコートだけが赤い色として映し出されていたのを覚えていらっしゃる方も多いことでしょう。
この写真はそれを彷彿とするものがあり、私自身、ずっと気になっておりましたので、
先日、打ち合わせの際に お聞きしましたところ、片桐さんが、自らの足で歩き、撮影されたものなのだそうです。
ポストカードプロジェクトは、できるだけ沢山の方々にご覧になって戴きたいと、ご夫妻が心から願っているプロジェクトです。
現在、七月下旬に宮古(生協ドラ)その後、野田、釜石での展示が予定されております。
どうぞお知り合いの方がお近くにいらしたら、是非、お声がけ下さい。
そして世界から寄せらた 日本へのメッセージを、沢山の方々が手に取って、ご覧戴ければ …
と心から願っております。
杉田