先日、盛岡中劇で「新・午前十時の映画祭」という企画の「さらば、わが愛/覇王別姫」を観て来ました。
さらば、わが愛 覇王別姫 [DVD]/角川書店

中国・香港の合作映画で、なんと1993年、私が生まれた年の映画なんですね!
しかし、既に私が述べるまでもなく高い評価を受けてきたこの映画は全く古臭さを感じさせませんでした。
ある二人の京劇役者、石頭と小豆子と、一人の女、菊仙の話なのですが、日中戦争、そして文化大革命などを経て、三人の関係は政治に翻弄されつつ変わっていきます。
三時間という少々長めの映画ではありますが、まったく長さを感じませんでした。
「覇王別姫」と言うのは京劇の演目の名前で、おそらく誰もが習ったであろう、「項羽と劉邦」の、項羽とその愛人、虞美人を描いたものです。
小豆子が石頭に徐々に同性愛的な思慕を抱いてゆく……というあらすじをよく見かけますが、この場合、「同性愛的」というのは少し不適切なのではないかと思います。虞美人を演じる小豆子は、男を捨てざるを得なかった。
あらすじを説明するのって難しいですね。自分の語彙の貧困さに辟易します……。
チェン・カイコーは名前だけは知っていましたが、なぜ今まで観ていなかったのかと地団太を踏む思いです。いろいろ借りて来ます。次は「花の生涯~梅蘭芳~」かな……
と、いうわけで、盛岡にお住まいの方はぜひぜひ観に行ってみてください。午前十時の映画祭は8日まで開催だそうです。