2019年12月15日(日)、私達、少林寺流空手道研究会の、岩手で初めての演武競技会を開催しました。

正式な競技大会では二人の選手が同時に演武しますが、選手、審判共に、ほぼ初めてのことなので、今回は選手一人ずつ演武をし、それぞれに点数をつけて、一位、二位、三位を決定するという方式にしました。

準備体操の後、定位置、前進後退で体を温め、
まずは、審査員を務める師範達の模範演武から。

次に演武のやり方の説明があり、ブロックごとに演武を開始。
特に子供達は勝敗がかかっているためか、普段の練習では見られない(?)キレのある演武を見せてくれました。
(普段もこうなら、どれだけ上達するか、と思ったのは私だけではないでしょう)

競技終了後、予定より参加者が少なかったため、全員に一位から三位の盾が渡され、特に子供達には自信に繋がったことと思います。

その後、大人達の瓦割り、ブロック割りなどが披露され、


子供達も板割りで盛り上がり、楽しく交流出来ました。
是非、今後も引き続き競技大会を開催し、それぞれのモチベーションが上がるようにしていきたいものです。

今年度も、一年間の締めくくりに、盛岡、滝沢で練習をしている各グループが一同に会して、昇級昇段審査会が行われました。
例年通り小学一年生から70代まで、幅広い年代の審査会。
いつものように、定位置の突き、蹴りなど、そして移動稽古で体を温め、審査に移りました。


子供達は、いつもの練習会では見られない真剣さや、緊張感があり、この一日で一段階段を昇るように成長します。
成人の部では、空手を初めて約10年になる70代のお二人が、四段を取得。
そのうちのMさんは、以前、山中で熊と出会い、戦った際に負った怪我のために、体が思うように動かなかったのを空手で治せたら、と入会し、地道に練習を続けて来ました。
動きが悪かった事など全く感じさせない、とても安定した、「五十四歩」の型を見せてくれました。


審査結果の発表のあとには、高校受験にもかかわらず、ほとんど休む事なく通い続けたNさんに宮脇師範から「文武両道」と刻まれたプレートが手渡されました。
高校生になると、みんな退会してしてしまいますが、Nさんは続けるとのことで、これからの成長が楽しみです。

先月、3月24日(日)に岩手県本部の合同練習及び昇級・昇段審査会が開催されました。

東京の研究会本部から、甲斐師範にも来ていただき、棒術「徳嶺の棍」と、少林寺流の型のひとつ「ナイファンチ」の模範演武も見せていただきました。

当日は、園児から70代までの幅広い会員、50人程が参加しました。

 

体をほぐしたあと、日頃の練習の成果を見せるべく、緊張した空気の中、それぞれが型を披露しました。

それまで見たこともないような気合の入った演武をする人、緊張で型を忘れてしまう人、

いろいろありましたが、昨年の審査会から、確実に成長している姿が見られました。

 

最後に宮脇師範から昇級昇段認定がされ、8月に沖縄で行われる「世界大会」への参加が呼びかけられました。

 

社会人は、日頃仕事などで忙しく、十分に練習ができない人がほとんどだと思いますが、年に一度、ほかの人の成果を見ることで、自分もまた、頑張ろうという気持ちになったことと思います。

貴重な一日でした。