今年度も、一年間の締めくくりに、盛岡、滝沢で練習をしている各グループが一同に会して、昇級昇段審査会が行われました。
例年通り小学一年生から70代まで、幅広い年代の審査会。
いつものように、定位置の突き、蹴りなど、そして移動稽古で体を温め、審査に移りました。


子供達は、いつもの練習会では見られない真剣さや、緊張感があり、この一日で一段階段を昇るように成長します。
成人の部では、空手を初めて約10年になる70代のお二人が、四段を取得。
そのうちのMさんは、以前、山中で熊と出会い、戦った際に負った怪我のために、体が思うように動かなかったのを空手で治せたら、と入会し、地道に練習を続けて来ました。
動きが悪かった事など全く感じさせない、とても安定した、「五十四歩」の型を見せてくれました。


審査結果の発表のあとには、高校受験にもかかわらず、ほとんど休む事なく通い続けたNさんに宮脇師範から「文武両道」と刻まれたプレートが手渡されました。
高校生になると、みんな退会してしてしまいますが、Nさんは続けるとのことで、これからの成長が楽しみです。

先月、3月24日(日)に岩手県本部の合同練習及び昇級・昇段審査会が開催されました。

東京の研究会本部から、甲斐師範にも来ていただき、棒術「徳嶺の棍」と、少林寺流の型のひとつ「ナイファンチ」の模範演武も見せていただきました。

当日は、園児から70代までの幅広い会員、50人程が参加しました。

 

体をほぐしたあと、日頃の練習の成果を見せるべく、緊張した空気の中、それぞれが型を披露しました。

それまで見たこともないような気合の入った演武をする人、緊張で型を忘れてしまう人、

いろいろありましたが、昨年の審査会から、確実に成長している姿が見られました。

 

最後に宮脇師範から昇級昇段認定がされ、8月に沖縄で行われる「世界大会」への参加が呼びかけられました。

 

社会人は、日頃仕事などで忙しく、十分に練習ができない人がほとんどだと思いますが、年に一度、ほかの人の成果を見ることで、自分もまた、頑張ろうという気持ちになったことと思います。

貴重な一日でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

~沖縄の伝統空手を受け継いで~

「少林寺流空手道」は、沖縄伝統空手の流派の一つです。

沖縄空手道の歴史の中で、拳聖と言われた喜屋武朝徳氏が「心」と「技」を

代表的型八つに集大成し、これを無修正で伝承することを大切な目標にしている

流派です。

 

~空手は誰にでもできる。継続こそ力~

空手の練習は、強健な人や運動能力の高い人がやるものというイメージがあります。

しかし、実際にやってみると、これまでスポーツに縁がなかった人ほど、健康増進度や、筋肉の発達が早いのが特徴です。

 

あなたも始めてみませんか?

 

滝沢市柳沢小中学校での練習風景

 

岩手県本部では現在、盛岡市で4つのサークル、滝沢市で2つのサークルで約60人程が、

日々練習に励んでいます。

それぞれのサークルごとに、週に1回集まり、黙想に始まり、入念なストレッチ、基本動作、型の練習を主におこなっています。

 

盛岡市立武道館での基本練習

 

1年に一度はすべてのサークルが一堂に会し、「昇級・昇段審査会」を行っています。

ひとつの励みとして、また、ほかのサークルで頑張っている仲間を見ることで、

刺激を受け、新たな目標を見つけるきっかけにもなります。

 

空手は、下半身の鍛錬にも役立つことから、腰痛予防、改善にも非常に効果が有ります。

体の軸を意識するので、様々なスポーツの基礎となる体作りもできます。

 

2年に1度は沖縄での合宿があり、本場の空気を感じながら、全国の仲間と共に汗を流し、

沖縄在住の師範達から直接、型について学ぶ機会に参加することができます。

小学生から高齢者まで、年代問わず、その人に合った体作りができます。

お気軽に、見学にお越し下さい!