12月11日(日)被災地の声 | 粘着されまくり

粘着されまくり

粘着されているので、基本放置です。

岩手県陸前高田市在住の友人が、震災発生後9ヶ月後にあたる12月11日(日)に発した言葉を引用


「風化」 今回の震災で、現地の方々が「風化するのが怖い」と言っています。
世の中も「風化させてはいけない」と言っていますが、果たして「何を風化させてはいけないのか」を明確に理解している方々が何人いるんだろう… 勿論、今回の津波によって亡くなられた方々の事、悲しみ、苦しみ… でも、個人的に1番風化して欲しくない事があります。
それは、「今回の震災で学んだ事」です。
隣近所で助け合い生き延びた事、遠くに避難するのではなく高い所へ避難する事など沢山の事を学びました… しかし、年月が流れればそれも薄れていく…そしてまた繰り返す…今のままでは数年後に災害が起きた時、色んな方々が混乱し、物資を我先に手に入れようとし、本当に必要としている所に届かないなどといった事が起きてしまうように思え、不安になります。
確かに仕方のない事かもしれません…頭の中に常に「震災に備えなければ」とは、中々出来ないと思います。
だったら、「癖」をつければ良いと思います。 何か困っている事があったら助け合う、隣の家の人達と話をする、サークルに入って友人を増やす… 災害の対応は絶対に出来ないと思います。
災害の規模、場所、台風なのか地震なのか火事なのか分からないのに、どうやったら出来るのか…それに仮に設備を作ろうとしても何年も掛かるでしょう… でも、災害「後」の対応なら明日からでも直ぐに出来ますよ。
書いてある通り「自分と周りの人達との関係を築いていく事」…この関係性を今後築いていく事が「風化」しない事じゃないかなと、思います。
勿論、まだまだ現地では人の手、気持ちも必要とされていますので、ご協力、よろしくお願いします!