序章

1章 議題設定仮説登場の文脈
1.限定効果論
2.魔法の弾丸効果論の神話
3.議題設定仮説の提起
4.ジャーナリズム的パラダイム
5.現実定義研究としての議題設定
6.要約

2章 70年代以降の効果研究
1.沈黙のらせん仮説
2.培養仮説
3.限定効果論の見直し
4.要約

3章 議題設定研究の発展
1.仮説の定義と測定モデル
2.基本仮説に関する実証研究
3.測定モデルをめぐる問題
4.随伴条件
5.因果関係と後続効果
6.プライミングと効果形成過程
7.要約

4章 日本における議題設定研究1
1.はじめに
2.研究のデザイン
3.メディアと受け手の争点顕出性
4.議題設定仮説の検証
5.要約と議論

5章 日本における議題設定研究2
1.はじめに
2.研究のデザイン
3.同日選挙における争点
4.議題設定仮説の検証
5.要約と議論

6章 今後の研究課題
1.争点型議題設定から属性型議題設定へ
2.メディア議題の規定因の探求
3.「メディアと政治」のモデルの構築に向けて
4.要約

終章

補章1
1.はじめに
2.フレーム概念の多様な定義と問題点
3.マクロな属性あるいはフレームとしての「問題状況」図式
4.本調査の概要
5.結果の分析
6.議論

補章2
1.「過程」問題
2.「独自性」問題
3.「環境」問題
4.議論

あとがき