今年は記憶に残る一年でした。
未曾有のウィルス禍で世界は一変。
アメリカでは有利とみられたトランプ大統領がコロナ対応で批判を浴び敗れました。
日本では公の役割が突如として極大化する中で政治の劣化が顕在化し、磐石と思われた安倍政権が突然幕を閉じ、菅政権が誕生。
そして私にとって政治の原点である大阪都構想の2度目の否決。
それを受けての大阪維新の会の世代交代。
私事としては、ビル開発や海外カフェ、レストランの日本展開で(カッコ良く言うと笑)世界を飛び回りテレビでも度々取り上げて頂けるような社長業をすっぱり辞めて、5年ぶりに政治の世界に復帰しました。
(パッと見)華やかな暮らしから一転、地道で地味なドブ板活動の日々に。
その途端にコロナで活動自粛。
自粛が解けた夏には炎天下で何時間も歩き、辻立ちし、頭を下げ続ける5年ぶりのハードな活動になまった身体が付いていかず、ぶっ倒れ、二週間起き上がれませんでした。
回復し身体もやっと慣れてきた冬、再びコロナの感染拡大を受け活動自粛。
気持ちは焦りますが、今はコロナ相談窓口のご案内や、コロナ対策の啓発などの活動に徹しています。
一方で、出戻りであるにも関わらず支援者の皆様や維新の同志は快く受け入れてくださいました。
地元となった東大阪では地元の支援者や維新の同志がチーム維新東大阪として一丸となりこれ以上ない支援をして下さっています。
また春には待望の第一子も授かり、厳しい状況ゆえに有り難さを感じる、感謝の一年となりました。
お世話になった皆様に改めて心より御礼を申し上げます。
コロナは国政における一強体制の歪みと奢りや中央集権体制の弊害と、一方で不満の受け皿となりえない野党への不信を顕在化させました。
これにより、私の意志はますます揺るぎない物になりました。
業界団体や組合などの組織の利益ではなく、真に国民全体の利益を追求する政党、政治家がこの国には必要です。
改革には協力し、間違った事には断固として反対する是々非々の姿勢を持つ、批判ばかりではなく政策提言型の、そんな真っ当な野党。
あるいは驕らず、私利私欲でも特定の組織の利益でもなく、国民一般の利益を追求する与党が今の日本には必要です。
平時には私のような突破な人間は役に立ちません。
有事、乱世だからこそ私のような人間でも世の中のお役に立てると思っています。
批判を恐れず、あらゆる不合理な既得権をぶっ潰し、私が考える「公平で、公正で、効率的」な「新3K社会」を実現するため、来年も地道で地味な活動を徹底的に、喜んでやり続けます。
引き続きご支援ご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
令和2年12月31日
日本維新の会 衆議院支部長(東大阪市)
岩谷良平