映画 ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌 感想。 | 岩日記

岩日記

ゲーム、映画の話題がメインです。

劇場映画感想。

「ゲゲゲの鬼太郎 千年呪い歌」 5
実写版ウエンツ鬼太郎第2弾。
着ぐるみ丸出しの特撮コメディだった前作に比べ
今回は冒頭から全体的にホラー色の強い雰囲気になってます。

ヒロインの人間の女子高生、北乃きいは
帰宅途中に不気味な歌を聴いて
腕に鱗が現れる呪いを受けてしまいます。
そこへねずみ男がやってきて、きいを鬼太郎の家へ
原因の妖怪を封印するために5つの楽器を探すことに、、、
という流れですね。

まあ大泉洋さんのねずみ男はあいかわらずウケるし
前回同様鬼太郎ファミリーのコメディ的な掛け合いも多いんですが
映像は全体的に暗く、色彩が映画的なリアルなものになっていて
確実にアホ特撮からシリアスよりにバランスが傾いてます。

チープさをあえて楽しむみたいな割り切りのあった前作と違って
鬼太郎は最初から人間なんて助けても感謝もしないしすぐ忘れる
とかヒネくれてるし、ただこれはウエンツさんのハンサム鬼太郎という
ルックスを考えると、むしろ良いキャラクターになってますがw
しかしそれに加えて敵の濡れ女(寺島しのぶ)は
大昔に人間たちに酷い目にあわされてるし
ボスのぬらりひょん(緒方拳)からは鬼太郎の祖先の幽霊族は
人間にやられたんだと悲しい過去を聞かされるしで
人間って助ける価値あるのか、みたいな重い話になるんですね。
そこへ間寛平さんのこなき爺に「かいーの」とか
本人ネタみたいなのやらせてたりしてる場面がチラホラあるので
正直滑ってるというか、チグハグなんですよねぇw
ホラーもコメディも混ぜてみたけど混ぜただけで
バランスが取れてないですね。

しかし緒方拳さんのぬらりひょんが鬼太郎に
いつまで人間の肩を持つ?目を覚ませ、と語りかけるシーンは
やはり演技が圧倒的でしたねw ぬらりひょんのキャラが深いんですよw

あとは田中麗奈さんの猫娘ですが、あいかわらず独特の魅力があって
今回はスタッフロールではないんですが、
中盤に猫ダンスの場面が用意されていますw
ヒロイン不在の邦画エンターテイメントでは貴重なキャラでしょうw
ポジション的にはミラジョボヴィッチさんあたりの
アホ映画にかかせないヒロイン日本版になってほしいところです。
映画のヒロインというのは美人なだけじゃ無理ですからね
実際1作目、2作目とも物語的には人間のヒロイン役がいましたが
実写鬼太郎のヒロインは?と大きな意味で聞かれるなら
それは田中猫娘と即答できますw

そんな役者さん単体での見所はそこそこあったんですが
残念ながら見所はそこだけなんですねw
尺が長い割にはグダグダ感の漂う中身のない楽器集めとか
序盤にヒロインの子が部活で先輩から
あなたのトランペットはただ楽譜通りに吹いてるだけ、
みたいな事を言われて、ああ伏線かなと思ったら
ただ言われただけで回収もなにもその後部活のシーン一切ないしw
正直物語とかには見る部分はなかったですかね。

役者さんたちの妖怪演技だけを割り切って楽しむ、
そう考えるとまあつまらないってことはないと思いますw
私も普通よりはやや好意的、見て損したとは思わなかったですし
こんなもんだろう的な納得の仕方というか、ま、そんなところですw