劇場映画感想。
「クライマーズ・ハイ」 8
日航ジャンボ機墜落を追った地元新聞社のシリアスドラマ。
ジャンボの事故そのものというより
墜落した地元新聞社の主人公堤真一が
ジャンボ墜落事故の責任者になり
その報道のやり方というか、紙面の割き方なんかで
社内で激しくぶつかりあうのがメインの流れですね。
広告を削れば担当者がぶち切れて飛んできて罵られるし
締め切りをギリギリまで延ばせば
販売局のチンピラみたいな連中が編集に押しかけてくるしw
怒号の飛び交う中520人の死者を出した大惨事の扱いを巡って
おっさんたちが職場でぶつかり合うバリバリの社会派シリアスなので
プロジェクトXとかTVのドキュメンタリー系が好きな人なら
結構ツボる可能性があるんじゃないですかね。
あとこの映画は内容も良いんですけど
出演者の皆さんの熱い演技が素晴らしかったです。
堤さんはクセ者揃いのキャストの中で
主人公として申し分のない迫力と存在感。怒りと哀愁を併せ持っています。
社長の山崎努さんはやばいの一言w 見事なやばさですw
上司の遠藤憲一さんは、この人とにかく良いですねぇw
同僚の堀部圭亮さんのナチュラルさもドラマの内容に合ってるし、、、
とにかくキャスティングは素晴らしいとしか言いようがなかったですね。
そしてジャンボ墜落の現場に派遣される記者役の
堺雅人さんは相当きてましたw
NHK大河なんかで最近見かける方ですが
現場で地獄を見て帰ってきた後の目つきとか態度とか
いやぁ、最高でしたよw このキャストの中でこの存在感は、、、w
ちなみに堺さんとコンビで現場に行った
もう一人の役者さん、名前は知らないんですけど
こっちの人も相当おいしい見せ場があるというかウケるというか
とにかく最高の演技でした。
この二人の鬼気迫る芝居はこの映画の大きな見所だと思います。
尺は長いんですが、邦画にありがちなグダグダ感もなく
目の離せない展開で面白かったです。
ただ終盤スクープに迫るあたりの大げさな盛り上げ演出や
いかにも邦画らしいありがちなまとめ方は少し残念な部分でしたかね。
ポールグリーングラス監督のユナイテッド93みたいな
淡々とした視点を最後まで残してほしかったというか、内容が内容だけに
ドキュメンタリーとドラマのバランスが最後にやや崩れた感じはしました。