皆さま  おはようございます。
野田智子でございます。

今日から、101回目の夏の高校野球がはじまります。



スポニチ紙面に高校野球を讃えた「甲子園の詩」を掲載していた作詞家阿久悠さんが2007年8月1日に亡くなって久しくなりました。

お盆の時期は地域によって違いますね。

7月のお盆は東京、函館、金沢で、その他は8月のお盆が多く、沖縄や奄美大島では、8月8日から9月6日の満月の日を中心に毎年お盆の日は変わります。

お盆にはお墓参りや花火大会、京都では大文字焼き、長崎では精霊流しで先祖の供養をしますね。



お盆になると先祖のことだけではなく、亡くなった人の事を思います。

女優の大原麗子さん62歳は、自宅で1人で亡くなり3日後弟に発見されます。タレントの飯島愛さんは死後6日後に発見されます。バイリンガルキャスターの山口美江さんは商店街の人に3日来なかったら気にしてほしいと言っており、死後1日で発見されます。

テレビでは孤独死を暗く放送していますが、本当に孤独死はいけないものなのでしょうか?

孤独死という言い方は、ひとりぼっちで恐ろしく寂しく悲しくて真っ暗な気持ちになってしまいますね。

別の言い方にするにも孤独死が広まりすぎてしまいました。

オレオレ詐欺は、どうにか振り込め詐欺になりましたが、母さん助けて詐欺は定着しませんでしたね。

孤独死は主に独り暮らしの人が自宅で誰にも看取られずに亡くなってしまう事を言うと思います。

全国で統一された定義はないそうです。

その孤独死をした人たちは、連絡が取れない、新聞がたまっている等により数日後に親戚や近所の人によって発見されます。数日後だとまだいいのですが、数年後だと悲しいですね。

生きているときに1人で暮らしているのですから、自宅にはひとりしかいません。そうするとやっぱり1人で亡くなってしまう事になるのでしょう。

孤独死をした人は、生きている時から孤立して生きてこられた方が多いのではないでしょうか。

人はいつか必ず死にます。人は何かの病気に罹って死にます。

家で家族に囲まれて、子供や孫に看取られたいと思うのは男性が多く、女性はそうではないそうです。

みんなに囲まれようとも、1人であろうとも死にます。

孤独死は必ずもさみしい最後ではないように思います。 

そしてどんな人でも1人では生きていません。

死ぬ前に、電気やガス、インターネット銀行口座の解約の心配はいりません。 

孤独死でなくても死んだら誰かのお世話になります。いつ死ぬかなんてわからないんですものね。なんとかなります。

社会学者の上野千鶴子さんは、生きている間に孤立していなければ孤独死なんて怖くない。
女おひとりさまには恐れる理由は何もない。なぜなら女おひとりさまは男おひとりさまと違って友人ネットワークを確保している人が多い。
本当の問題なのは、死後の発見より生きている間の孤立だ。とおっしゃっています。
本当にそう思います。

今日一日、明るく朗らかにしましょう。