映画のタイトルは

「スマホを落としただけなのに」

これは去年2018年の日本映画。志駕晃の同名小説「スマホを落としただけなのに」をリングなどを手掛けた中田秀夫監督、北川景子主演で映画化したSNSミステリー作品。バカリズムも脇役で出演している。

ごく普通の女性の恋人が偶然にもスマホを落としてしまったことから、スマホの拾い主から監視され、追い詰められていくもので、思わぬ事件に巻き込まれていき、やがて女性の秘められた過去が明らかになる様子を描いたもの。

最後にどんでん返しがあるが、その部分は幾分リアルティを欠き、それはありえないと苦笑したが、単にスマホを失くしただけでも、悪用されればどんなことになるか、こちらは実際、起こりうる内容であり、どんどん仮想世界に誘い込まれていった。

結局、最後はハッピーエンドで終わって幾分ホットしたが、もし、それがなければ暗い作品であり、楽しい映画ではなかったと思う。

全体的には、北川景子さんの熱演が光っていた作品であった。

12時間の長いフライトは終わり、だんだん空が明るくなってきて、飛行機は下降。窓から覗いてみると、そこはにはオーストリアの大地が、広がっていた。(つづく)