皆さま おはようございます。

野田智子でございます。お久しぶりですね。お元気でしたか?


平成の時代も残すところ3ヶ月になりました。とてもさみしい気持ちです。




思い出すのは昭和の終わりです。その日は突然やってきました。昭和64年1月7日午後6時33分に昭和天皇は崩御なされました。


さて、同年2月24日に大喪の礼が行われました。昭和天皇の行事の時はいつも晴れているのに、この日ばかりは朝から冷たい雨が降っていました。

それでも、昭和天皇をお見送りするために沿道には多くの人が集まっていました。天皇さまをお乗せしたお車はまだ見えてないのに、パタパタパタと傘を閉じられ人々は濡れることも構いません。天皇さまへの哀悼の意の表れでしょう。


昭和天皇は戦後すぐ昭和21年より全国巡幸を行われました。戦後の混乱の中の国民を慰め励まし復興の勇気を与えたいという強いご意志からだと伺います。昭和天皇は北から南と8年半もの長い間巡幸されました。それはそれは大変なことだったと思います。


昭和天皇は毎年8月15日には全国戦没者追悼式にお出になります。最後となった昭和63年8月15日の第43回全国戦没者追悼式には葉山の御用邸よりヘリコプターにご搭乗されて日本武道館に向かわれました。前年に開腹手術をされていてご療養中の身でありました。

昭和天皇の足取りは重くゆっくりと式典の中央に歩まれました。途中でお倒れになったらどうしようと心配でした。どうしてもこの全国戦没者追悼式にお出になるという強いお気持ちだったと思われます。胸が熱くなりますね。


激動の昭和には戦争がありました。昭和20年8月15日の終戦から今年で74年目になります。戦争のない時代はまだ74年しか経っていません。100年も経ってないんですね。


今年、平成が終わります。平成の時代は戦争はありませんでした。次の時代も平和で戦争がないことを願います。


きょうも皆さまお元気にお過ごし下さいませね。