宇宙好きの皆さん、こんにちは!

デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。

 

2023年10月に富山市で開催された第67回宇宙科学技術連合講演会のセッションの紹介をしています。

 

今回は小型衛星(6)(7)のセッション紹介です。

小型衛星の話題は非常に広範囲ですが、今回は主に熱環境試験と通信が中心です。9件の発表がありました。

 

・京大が木造のキューブサットを開発していますが、木造衛星の熱応答の話題

・北大と東北大が月周回衛星を開発していますが、その熱解析

・小型衛星の地上試験を考慮して組み立て容易性を定量化したこと。

・キューブサットのための熱真空試験治具の開発と評価

・軌道上6Uキューブサット衛星で実際に得られたデータをもとに、通信速度と受信レベルのトレードオフについて考察。

・遠隔地上局からのデータ取得を最大化するために、オムニ指向性アンテナを用いた遠隔地上局の設計を行った。

・香川高専のグループの海洋観測データ収集IoT技術実証衛星「こうせん2号機」の開発と、その通信予備実験としてTableSatを用いた検証。

・汎用LEDと天文カメラからなる光通信システムを用いて、低軌道衛星通信システムの構築可能性を実験的に評価。

・三次元全方位走査フェイズド・アレイ・アンテナの開発