宇宙好きの皆さん、こんにちは!

デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。

 

2023年10月に富山市で開催された第67回宇宙科学技術連合講演会のセッションの紹介をしています。

 

火星の衛星というと2個あり、それぞれフォボスとダイモスと呼ばれます。

小人が出てくる有名な「ガリバー旅行記」で、ラピュタという天空の都市の科学者が、「火星には2つの月がある」という話をします。その話が本当であったということでですね。ちなみにガリバーは1709年5月21日に日本にも来ていることになっています。

さて、そのフォボスに着陸してサンプルを取ってくるという、今年打ち上げられる予定のMMXというプロジェクトの話で、16件の発表がありました。

・ミッションの概要と開発状況

・フォボスとダイモスがどのような起源をもつのかを調べる

・宇宙機システム、ミッション機器、地上システム

・インタフェース試験、電気・機械インタフェース確認試験、システム統合試験の計画と結果

・円滑な運用に向けた運用訓練

・ミッション全期間における軌道運用の研究状況

・3年間の科学運用について議論の紹介。長期および中期の科学運用計画について

・ミッション運用準備ワーキングチームの活動のうち、高電圧機器の運用と観測カレンダーの検討。

・到着前の着陸候補地域選定について

・ヨーロッパの研究機関でローバの計画があり、そのローバ運用検討状況。

・着陸・地表運用ワーキングチームによる着陸滞在の運用検討状況。

・フォボスの形状モデル作成のための観測計画。

・探査機システム設計と開発状況。

・統合制御系データハンドリング機能の開発状況。

・フォボス表面への降下・着陸作業を実現するための、探査機の航法・誘導制御システムの詳細設計の結果。

・電源系サブシステムと太陽電池パドルサブシステムの開発状況。

 

どんなところだったのか、ガリバーに教えてあげたいですね。