理系人間に興味を持っておられる皆さま、
おはようございます。
デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。
プログラマとしての生活の一端を紹介します。
マイコン(ESP32)を使ってデータの記録をします。
ここで使うマイコンは、こんなものです。
マイクロSDカードに時刻も記録します。
GPSやパソコンの機能が使えないという条件もありました。
こういう場合はリアルタイムクロックしかない、
という結論に達しました。
リアルタイムクロックというのはこんなものです。
ネットで情報を収集すると、
すでにいくつか情報があって、
すぐに解決できそうな感じでした。
ところが。
書いてある通りにやってみてもその通りには動作しません。
いつもなら、動作したところから改造していくのですが、
スタートから動かず、原因もよくわかりませんでした。
コンピュータにとっては、1文字1文字の情報と、
連続した文字情報は違うものとして扱われます。
また、数字の文字と数字は違うものとして扱われます。
それらを相互に入れ替えて通信をさせたりもしています。
ということで、たかが2024/04/21 16:52:45のような
日付と時刻情報なのですが、
あっちのサイトやこっちのサイトを調べました。
少しずつプログラムを変えては走らせてみました。
そうしてもうまくいかないと
全く別のプログラムからやり直したりしました。
悪戦苦闘となってしまい、
何とか下のような表示を出させるまで
8時間もかかってしまいました。
本田宗一郎氏が、エンジンの研究をしていて、
気がついたら夜中の3時だった、
という伝説がありますが、
近いものがありますね。
気が付くと23時を回っていて、
晩飯も忘れていました。
明日やろうとしても細かいやり直しについては
何をやっていたか忘れてしまいそうで
やめられませんでした。
大抵の場合、
長くても2時間ほどやれば糸口が見えるのですが、
今回はドハマりしてしまいました。
64歳の爺でもまだ集中力と根気は残っているようです。
私を困らせたリアルタイムクロックという部品。
これだけ苦労を共にすると親友のように思えてきます。