宇宙好きの皆さん、こんにちは!

デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。

 

今日は「持続可能な宇宙活動に必要な法政策の展開」

というセッションの紹介です。

 

このセッションでは10件の発表がありました。

宇宙には国境がなく、

また国際協力プロジェクトも多いため、

国際的な法整備が必要になってきます。

 

また、スペースデブリなどでは積極的に除去しようとすると、

それは外国に所有権があったり、

損害が発生したりする場合もあります。

 

一国のプロジェクトが外国に影響を与えることもあります。

さらに各国ごとに認められている知的所有権を

どう保護するかといったこともあります。

 

宇宙産業が倒産した場合の対処法、

観光資源・地域振興・考古学などの活動に宇宙を利用する人材育成、

国内規範と国際規範の調和といった課題もあります。

 

このセッションでは

・日・米宇宙協力に関する枠組協定と アルテミス時代の宇宙協力

・急速な宇宙情勢の変化に対応した法規範形成における米国のリーダシップと国際社会への影響

・積極的デブリ除去の法的側面に関する考察 :宇宙活動の長期的持続可能性の観点から

・衛星航法システム分野における国際協力の宇宙交通管(STM)への示唆に関する試論

・Space Sustainability Rating(SSR)の状況について

・宇宙における特許権保護と権利行使はどこまで可能か?-ポスト ISS 時代に向けて

・持続可能な宇宙活動と主権免除の諸問題に関する若干の考察

・民間宇宙事業者の倒産と宇宙産業の持続可能な発展

・持続可能な宇宙利用に貢献する人材育成プログラム

・持続可能な宇宙活動の規範的展開

といった内容が発表されました。