冬山登山大好きな皆さま、こんばんは。

デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。

 

友人が1月13~14日に

山梨県甲府市と長野県南佐久郡川上村の境界にある

標高2,599 mの金峰山に登山をするというので、

私の作った学習用宇宙機実験装置を

持って行ってもらいました。

 

初日は廻り目平から金峰山、

2日目は金峰山から瑞牆山荘まで移動です。

 

取ってもらったデータをQGISで整理してみました。

装置はリュックの上部に入れていってくれました。

センサとGPS受信機を入れた箱に穴をあけて

通気性をよくしてもらいました。

マイクロコンピュータはESP32ですが、

データは通信が圏外になることを考慮して、

すべてマイクロSDカードに入れるようにしました。

 

写真2枚目が温度

3枚目が気圧

4枚目がGPSから得られた標高です。

 

気温は青が低く(0.3℃)、赤が高い(20.5℃)です。

気圧は青が高く(846.9hPa)、赤が低い(739.5hPa)です。

標高は青が低く(1526m)、赤が高い(2606m)です。

 

初日、はじめは晴れていたそうですが、

途中から樹林帯の中で日が当たらず、

さらに吹雪もあったそうで、

気温は金峰山頂では最も寒かったそうです。

それでもセンサの値はほぼ0℃でした。

本人によれば氷点下10℃近くになっていたはずだそうで、

いかにリュックの中に入っていたとはいえ、

温度差が大きいように思えます。

 

気圧と標高は、移動に伴い、

どんどん空気が薄く、

標高が高くなっているのがわかります。

 

2日目は下山ですが、日照もあって、

出発から気温は高めに推移しています。

気圧と標高の変化はほぼ一致しています。

1日の違いがあるものの、

気圧と標高には強い相関が残っています。

 

私自身は冬山なんてとても登れないのですが、

いろんな環境で使ってもらい、

いろんなことがわかって面白いです。

 

一番気になるのは

温度が最大で10℃程度高温になっているところです。

リュックの中はそんなにあったかいのだろうか、

それともセンサがおかしいのでしょうか。

 

今後もさらにいろんな山登りに使ってみてもらおうと考えています。

 

とはいえ、山頂まで登る達成感、

そして山頂から見る風景が、

山男を呼ぶんでしょうね。

 

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