宇宙好きの皆さん、おはようございます!

デジタル化推進アカデミーの岩田敏彰です。

 

皆さんはロケット、好きですか?

ロケットエンジンには大きく分けて固体ロケットと液体ロケットがあります

(厳密には液体も固体も使うハイブリッドロケットというのもあります)。

 

固体ロケットは、火薬を使うもので、

比較的構造が簡単ですが燃焼が始まると制御しにくいという特徴があります。

 

液体ロケットは、液体水素・液体酸素のように

燃料(水素)と酸化剤(酸素)を別々に貯蔵して使うものと、

過酸化水素のように自己分解させて使うものがあります。

 

今回の宇科連での話題は、固体ロケットでは、

3件の発表がありました。

月や他惑星のような低温環境でも使える固体ロケットの研究、

固体ロケットの燃焼中のようすを知るための

高速度画像撮影や赤外線画像撮影の研究がありました。

 

液体ロケットでは、10件の発表がありました。

流体のシミュレーション、

電気浸透圧ポンプを使った推力可変実験、

毒性の低い推進剤を使ったロケットの開発、

触媒開発、

小型電動ギヤポンプの開発、

ON/OFF 電磁弁の研究、

超小型衛星の姿勢制御に使われる一液(過酸化水素)/二液(過酸化水素・エタノール)の2つのモードを持つロケットの研究

などが発表されました。

 

ロケットだけでなく、

小型衛星の姿勢制御や軌道制御に使える

小型の推進機ができるといいなと思っています。