花火から3日後
この日はCTの予約を入れていた

健康体で生きてきた私にとって、CTは初めての体験
朝ごはんは抜いた
お水は3杯飲んじゃったw

再来受付の機械の前に立ち、「婦人科」をタッチする
案内の人はシルバーヘアじゃない
普通のおばちゃんだったが、とっても感じの良い人だ

「では、この受付票をファイルに入れて2階へお上りください。検査科の受付に出してくださいね」


この病院は案内の人もそうだけど総合受付の人とかも、すごく感じが良い
なんとなくだけど、今まで行ってた病院が素っ気ない人が多かったから正直驚いてる

どっちが良いのかはわからない
本当に具合が悪い時でも、相手に笑顔で対応されたら笑顔で返してしまうだろう
そんなん疲れちゃうから、素っ気ない方が助かったりするのかなと思ってみたり

でも調子の良い時は「素っ気ねーな」と思うんだろうな
勝手だw


2階へ上がり、検査科に受付票をだす
事前に記入した問診票をチェックして、検査科の受付の人が呼んでくれる

「はい。受付けましたので、突当りの右の辺りでお待ちください」

受付けたファイルを渡され、指定の場所で待つと、10分くらいして番号を呼ばれる
緊張する


白っぽい大きな部屋に、短いトンネルみたいなのが付いた大きな機械が1つ
ガラスで区切られた部屋が1つ

お兄さんが案内してくれる
「これが検査着です。検査着の下はパンツのみでお願いします」

お兄さん、パンツって言っちゃったよw
でも、わかりやすくて良いw
下着、とだけ言われたらブラジャーもしたままにするところだったw
確実に伝えるのが1番

検査着に着替え、さっきのお兄さんとは違うおじさんが出てくる

「では、この台の上に寝てください。頭はこちらです。まずは仮で1度動かしますね。息を止めてもらう場面がありますが、大丈夫ですか?」

と言いながら、ベリベリっと何かを巻かれて拘束されるw

「はい。では、腕を上に上げてくださいね。そうです。では、動かしますね」

私の寝てる台が少しずつ大きな機械のトンネルに向かっていく
いや、寝てるからわからないけどトンネルが近づいてきたのかもしれないw
機械の上の方についてるランプが光る
何か、ごおぉおおーっと大きな機械音がする

こええぇええぇえーーーーw

「はい、吸ってー!そこで息を止めてください」


忘れてた
息止めるんだw
ちゃんと指示通りにできたと思うw

元の位置に戻って、おじさんが近づいてくる
「はい、大丈夫です。じゃあ、よく見えるように造影剤を入れますからね。腎臓に問題はないですか?」

「ないです」と答えると、第3の人、看護師さんがやってくる
看護師さんは女性だ
なんて言うんだろう、幸福顔の人
もともと笑っているような。

「これからね、造影剤入れていきますね。点滴で入れます。入れてしばらく経つと、カーッと熱くなりますがそれは問題ありません。それ以外でかゆいとか、息苦しいとかがあればすぐに言ってくださいね」


「はい、では針刺しますね。チクっとします」


注射は別に苦手じゃない
けど、未知の薬を入れられるのは怖いw

「はい、今から入れていきます。何かあったらすぐに言ってくださいね」
造影剤が入り始めてから多分1〜2分後、体の中がなんかあったかくなってくる

何かを察したのか、看護師さんが
「あったかくなってきましたか?大丈夫ですか?」と声をかける
「大丈夫です」、と答える

「はい、全部入りましたよ。それでは始めますね。腕を上げてくださいね」


そしてまたトンネルの中へ
音が!怖いw

無事に帰還すると、ニコニコ顔の看護師さんが近寄ってくる
「大丈夫ですか?ご気分は」

最悪です!
怖いです!でもなにかやり遂げた感があります!
とは言わなかったw

そしてこの後の説明をされる
「今日の検査はこれで終わりです。ただ、造影剤を入れているので、この後20分は院内にいてください。発疹が出てきたりしたら、すぐに受付でも看護師でも良いのでそばの人に声をかけてくださいね」

私服に着替え、会計を済ませエレベーターホールにあった椅子に適当に腰掛ける
うーん、ちょっと気持ち悪いが多分こんなもんなんだろう
造影剤ってすごいな


なんか初体験ばっかりで疲れた
検査結果は3日後。