検査した次の土曜日

ノスタルジックな病院を訪れる
今日は転ばなかった!

先週と同じ広い待合と、[受付]とカーテンで閉められた[薬局]

窓口にある「保険証出してね!」みたいな注意書きは、どうみても年代的に女医さんの字ではないだろう
誰が書いたんだろう、娘さんかな
女の子っぽい若い子が書くようなかわいい字で書いてある


「それでは、1番へどうぞ」
検査結果を聞きにまた(1番)のドアに入る

今日もいる女医さん
そして多分この人がメインの先生なんだろう、男性のお医者さん
普段の言葉で言うなら、じいさん


「検査結果ね」
「性病は異常なし、普段でもいる菌しかいないよ」

そうなの?!
性病かと思ってたw


「あと、がん検査ね、これも異常なし」
まじ?!
なんともないの?!

「この1週間何かありましたか?」
と聞かれたので、
たまにチクチク痛むこと、痛んだ後に少量血が出たことを伝える

「そうですかー…まぁでもひどくなるようなら、大きい病院で見てもらった方が良いでしょう」

経過観察ってこと?!
痛いのに?!w
そういうもんなの?!

じいさん、本当に大丈夫かいな
そういうもんなんかいな


ぎいー
ばたん。

1番の部屋を出た後に思う
「まだ午前中だし、もしかしたら他の病院もやっているかもしれない。他の病院も行ってみたほうがいいかな」
なんて考えながら広い待合に出ると、先週の女医さんが駆け寄ってきた

「痛いんですよね?もう1回見てみたほうがいいですよね。すみません、もう1回入ってもらえますか」

ぎいー
ばたん。

ちょっと気まずいけど、1番のドアに入る
さっきのじいさんが
「じゃあ、内診台に上がって」
と指示する

めんどくさそうにしてんじゃねーw

階段を自分で登る内診台にあがり、診てもらう
内診。
それからエコー。

エコー入れた瞬間
「あ、卵巣腫れてるね」
ってw
おい!

「…そうですか」

じいさんは続けて言う
「血液検査した方が良いね」

内診台を降り、血をとる

「これでね、腫瘍マーカーってやつをやりましょう」
初めて聞く単語に「?」ってなったが、もう話すのも面倒だ
後で検索バーに入れれば良い
「腫瘍マーカー」と。

じいさんは、
卵巣が腫れてることと、
もし激痛が来たら救急車を呼びなさいってこと、
気になるなら大きな病院で診てもらった方が良いこと(2回目)
検査結果は来週であること
を一気に説明した

「質問はありますか?」
で締めくくったけど、ねーよw
頭の中「?」だらけで何喋っていいかわかんないよ!

「じゃあ、来週また来てね」
と言われて1番をでる

「本当に診ておいて良かった」
と女医さんがニコッとしてくれる

じいさんで荒んだ私に、そのニコッが元気をくれる
あなたは私の癒しだw