さあ、第2回戦スタート。
第2回戦は東風戦である。1回戦の東南戦の50分に対して、東風戦は30分である。
東南戦のようにゆっくり構えていると、あっという間に終わってしまう恐ろしさがある。当然、気がはやる。
ただし、序盤に回復不可能な失点を負ってしまうと勝負が終わってしまうので、難しいところだ。
幸い、私はラス親であった。したがって、ゆっくり構えてもまあ問題はなかった。
この2回戦、対面の小川プロが先行する。私は、東3局1本場で3500点をアガリ2着に浮上する。
オーラス前の点数確認。2着である。
親番、順調に手が伸びて、5巡目で發とドラの西のシャンポンでリーチ!
そして数巡後、發をツモリ満貫でトップ逆転!
ここでトップやめとして終了。2連勝である!
東風戦は一瞬自分に追い風が吹けばそれで断然優位に立てる。その風がオーラスの私の親番だったわけだ。
よく東風戦はスピード勝負で仕掛け全盛であるような雰囲気があるのだが、私はそうは思わない。
やはり腰を据えて手を作る場面はじっくり打点力をつけて構えるのが王道だと思うのだ。それで、勝負する時には勝負して、一発で局面を優位にする。それが重要ではないか。
とにもかくにも絶好の2連勝。出来すぎである。
と同時に「とらぬ狸の皮算用」を始める。入賞したら、どのプロと記念撮影をしようかなあ、と、本気で迷い始める・・・。
つづく