「能登半島地震発生」
一夜明けて、
被害状況が徐々に明らかに。
まだ余震が続いています。
とても心配です。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
妄想小説
隠居探偵 Ⅲ
配信 迫る 1月5日
・世界最小PC/GM製
・ワイヤレスキーボード
・ワイヤレスマウス
・32inchモニター
・10inchタブレット
・Androidスマホ2台
上記のアイテムが、
ブログ執筆の必需品。
モニターは常に2~3画面。
PCとタブレットとスマホ
をネットで共有モードに。
よって、
原稿(microsoft office word)は、
どれからも打込み可能。
これだけで、
過去文検索や情報をググる
速度が格段に向上。
■
江戸の町。
武士も庶民も、風呂好き。
あちこちに「銭湯」。
名の通り、銭8文が入浴料。
元禄の頃までは「男女混浴」
が当たり前だったのに。
どうしてなのか、吉宗公。
「混浴禁止令」の御触れ。
そこは、粋な江戸っ子。
洗い場に、
三尺の衝立を置いただけ。
銭湯は、どこも薄暗い造り。
そこで、他人への配慮から。
独自のマナー。
「冷者でござーい」
冷えた体で、すみません。
「田舎者で、ござーい」
触れたり、お湯を掛けてしま
ったとき。
「お先に」、「お早い」
「おゆるり」、「お静かに」
誰もが、声掛けをする。
銭湯は。
武士の家族も、町人の家族も
一緒に利用。
洗うのを手伝う「三助」は。
男も女も洗う。
それと、古くから銭湯は。
「湯屋」と呼ばれた遊興施設。
明暦3年に、幕府が禁止する
までは、「湯女」がいた。
湯女は、昼は客の体を洗い。
夕方からは、オモテナシ。
銭湯の二階で男は碁や将棋。
女は茶飲み。社交場なのだ。
夏は浴衣姿だが、少し寒いと
上から丹前を羽織る。
丹前の元々の由来は。
吉原の遊女「勝山」が、
湯女の頃。湯屋の前に、
越後の堀丹後守の下屋敷。
勝山目当てに、湯屋通いする
男衆が羽織った袢纏姿を。
丹前と呼んだ。
■
この時代の税金のことを。
ざっくり。
納税者は、主に農民。
年貢と言われる土地使用税。
*農作物の出来高に関係ない。
商人は、「運上金・冥加金」
と言われる営業税。
町人の中で、奉公人や無職の
者。そして、寺・神社関係者
は納税義務なし。
勿論、武士には義務なし。
不公平と言えば、不公平。
されど、この時代の人口の
「士農工商の構成比率」
に注目あれ。
・農民 85%(60%)
・商人 5%(10%)
・武士 5%(10%)
・その他 5%(20%)
数値は全国平均。()内は江戸町内。
商人には、個人の商人・工人を含む。
江戸の武士には、浪人も含む。
お分かりのように、国民の
圧倒的多数が農民であった。
農民から搾り取ることで、
税収が賄えていたのだ。
■
江戸の町を知る上で、
「ヤクザ」の存在を抑えて
おかねば。
その実態を探る文献が、
殊の外少ない。
さすが、裏街道渡世。
かの有名な「国定忠治」は、
江戸後期の侠客。
「清水の次郎長」に至っては
幕末から明治に掛けての
博徒で実業家。
江戸時代のヤクザの成り立
ちを。
かなり独断と偏見に満ちた
記述を容赦願いたし。
主たる生業で、二種類に。
一つが、的屋集団。
露店が稼業。親分子分の関
係で組織され、一定の縄張
り「庭場」を有し。
商売の用心棒代「みかじめ
料」を徴取。
他方は、博徒集団。
名の如く、賭博が稼業。
すなわち、「博奕打ち」。
「ヤクザ」の語源は。
歌舞伎役者のような、派手
な格好をした無法者のこと
を「カブキモノ」とか「ヤ
クシャ」と呼んでいた。
この「ヤクシャ」が訛って
「ヤクザ」になった説。
鰯の頭は、この説を信じて
いる。
『花札のオイチョカブ』で
一番悪い目が「ブタ」。
八「薄」
九「菊」
三「桜」
この三枚の合計は、二十。
まさに「ブタ」。
絵柄は派手だが、
役立たずの「八・九・三」
これが転じて「ヤクザ」。
博徒のことを「長脇差・
渡世人・遊び人・極道など
とも。
博徒が次第に組織化され。
江戸中期になると、
半農博徒や宿場博徒など
集団を形成。
貸元が、いわゆる親分。
一定の縄張りを持ち、
賭場を開催。
その手数料、
「寺銭・カスリ」を撤収。
代貸は、親分の下で賭場を
実際に管理。
中盆はディーラー。代貸が
兼ねることも。
一家の兄貴分が務める。
出方は、お茶を出したりの
使い走り。
その下に更に、
三下と言われる子分衆。
この頃は、「丁半」など
賽賭博が中心。
江戸中期以降、
増加したのが「無宿者」。
欠落(逃亡)、勘当、追放な
どにより。人別帳から削られ
た者の総称。
彼らは、
士農工商の身分に属さない逸れ者。
これらを雇ったのが、
ヤクザの親分。
江戸の後期には浪人が増え、
ヤクザの用心棒として雇用
された。
本来ヤクザを取り締まる
のが、町奉行所のハズ。
だが町同心や岡っ引きが
詰める「番屋」の力では。
容易に手が出せない、組織が
実情。
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
300年前の江戸八百八町。
妄想小説が故。
奇想天外、奇々怪々。
言葉遣いも、時代考証も。
お構いなしの、展開。
果たして、サスペンスか人情
ものか、それとも・・・
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆
■「隠居探偵 Ⅲ」の
主な登場人物(適宜掲載)。
▶鰊真岩志。元町同心。隠居
探偵。
▶鰊真亜治。岩志の息子。
南町奉行所の町同心。
▶大岡越前守。南町奉行所
の町奉行。