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本日/10配信

スタート

 

妄想小説

ARUKAMO

EPISODE Ⅳ 噴霧器

 

 

歴史は繰り返されるのか

新興教団で繰り広げられる

(おぞ)ましきイニシ(通過儀礼)エーション

 

英知とハードボイルドで

果敢に挑むSMKY

組織犯罪と人間の欲望を探る

社会派妄想小説

 

諸般の事情により配信頻度は

週2~3回程度かも

ご訪問よろしくです

 

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SMKY(スモック)とは、

元警視庁捜査一課の刑事で、

私立探偵俣阿野(S)㊷。

 

元東京地方検察庁の検事で、

ヤメ検弁護士(M)㉜。

 

元大手旅行代理店勤務で、

志隈の妻京歌( K)㉚。

 

元国際テロ組織の一員で、

映像クリエイター白木(Y)㉘。

 

この四人のメンバーで構成

する諜報員コードネーム

 

 

組織の性格上、詳細を明かせ

ないが。

公安調査庁に関わりがある

 

公安調査庁「公調(こうちょう)」とは。

破壊防止法などに基づき、

公共の安全確保を目的に設置

された法務省の外局

 

SMKYのような組織は。

他にもあるが、その実態は

明らかにされていない

 

 

SMKYへの任務(ミッション)は常に

警視庁公安部外事課の管理官

鬼頭(きとう)史郎(しろう)から志隈に。

 

鬼頭と志隈は、

捜査一課時代の同僚。

 

 

令和5年、某月。

二人は何時(いつ)ものように、

神田のガード下の赤提灯(あかちょうちん)

ビールと焼き鳥で密談。

 

 

この(たび)のミッションは、

大量無差別殺人計画」の

阻止(そし)

 

その殺人計画とは、

あの「地下鉄(1995年3月)サリン事件

彷彿(ほうふつ)させる謀略(ぼうりゃく)

 

 

 

警視庁公安部に、

宗教法人「インコ真理教」の

信者から、内部告発が届いた。

 

告発メールには。

 

教祖の「(こう)(ゆう)浩一(こういち)」と

No2の「土川光(つちかわこう)()」が、

教義(きょうぎ)(めぐ)り対立。

最近、内部分裂した。

 

土川は教団を去る際、

自らが造った「猛毒神経ガス

を持ち出した。

土川と行動を共にしたのは、

二人の幹部信者。

 

 

警視庁は内部告発を受け、

国民の安全確保」を優先に。

教祖の(こう)(ゆう)浩一(こういち)を、

極秘に参考人(さんこうにん)として招致(しょうち)した。

 

極秘(ゆえ)、このことは。

マスコミには、一切(いっさい)洩れて

いない

 

 

日本は、憲法で信教の自由を

保障している。

 

日本国憲法 第20

信教の自由は、何人に対してもこ

れを保障する。いかなる宗教団体

も、国から特権を受け、又は政治

上の権力を行使してはならない。

何人も、宗教上の行為、祝典、儀

式又は行事に参加することを強制

されない。

国及びその機関は、宗教教育その

他いかなる宗教的活動もしてはな

らない。

 

 

いっぽう文化庁は、

宗教統計調査を毎年実施。

結果を「宗教年鑑」で公表

している。

 

直近のデータには、

神社、寺院、教会などの宗教団

体の単体数、凡そ22万団体

内、(単体)教法人が18万団体

 

各団体の信者数の総数は、

凡そ1憶9千万人

実に、日本の総人口の4割増(・・・)

しの()現象(・・)

 

これは何を意味するか。

ハッキリ言えば、

「教団の自己申告に対し、

 国政は何も言えない体質」。

 

信教の自由・政教分離の原則

の結果なのだ。

 

宗教法人には、多くの恩典

ある。

だから、

政治家と教祖は、三日やっ

たらやめられない

と、ばかりに。

 

全国の神社、寺院、教会の

(7万)は。

大手コンビニ3社の店舗(5万)

より多いのが実態

 

 

ミッションを受けたSMKY

俣阿(またあ)()()(わい

虎ノ門のタワーマンションの

自宅に、メンバーを招集。

戦略を練った

 

 

(つづく)

 

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■主な登場人物(適掲載)。

俣阿野志隈。私立探偵。極諜報員。

浜まり。弁護士。ヤメ検。裏検。

京歌。極秘諜報員。志隈の妻。

白木唯。映像クリエイター。極諜報員。

鬼頭史郎。警視庁公安部/肩不詳。

浜智之。まりの夫。寺住職。

公祐浩一。インコ真理教・教祖。

土川光実。インコ真理教・No2。脱退。

 

■本作品は、フィクション作品

登場する、地域・人物・組織等の名称及び

写真・イラスト等は現存のものと無関係。

法規制度や時代考証などの齟齬は、容赦。

 

■添削・校正なしでの配信につき、誤字脱字

の程ご容赦を。

 

〈鰯の頭〉

 

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