旧民法下での「隠居」は、
戸主が家督を譲る制度とし
て、法制化されていた。
大昔のことはさておき。
平安時代には既に、官民問わ
ず「隠居」の言葉を同じ意味
で、普通に使っていたようだ。
「探偵」に至っては。今は。
探偵業法、探偵業適正化法で
定めた。れっきとした職業。
国家資格は無いが、届け出義
務がある。
平たく言えば、
「依頼者から対価を取り、聞
き込み、尾行に類する方法で
情報を入手。報告する」仕事。
古くは江戸時代には、同心や
岡っ引きを「探偵方」と呼び。
明治の初め迄は、警察官(巡
査・刑事)を「探偵」と、言
っていた。
明治20年代に、報酬を得て
人探しをする「私立探偵」な
る仕事人が現れ。混同される
ことを懸念し、警察官を探偵
と呼ぶのを禁じた。
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妄想小説・第7作
『隠居探偵』
配信 迫る《1月1日》
舞台は、凡そ300年前。
江戸八百八町の、ど真ん中。
主人公の名は、鰊真岩志。
南町奉行所を引退した隠居。
御身老老なれど、気は初老。
犯罪の匂いを嗅ぎつけ、
江戸の町を、東奔西走。
妄想小説が故。
奇想天外、奇々怪々。
言葉遣いにも、時代考証も。
お構いなしの、展開。
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