♬ウスクダラ はるばる尋ねてみたら
世にも不思議な 噂の通り
町を歩いて 驚いた
これでは男が かわいそう
町中の女を 自慢の腕で
恋のとりこに してみせようと
粋ななりして 出かけてみたが
とりこなったのは 男だったとさ
とりこなったのは 男だったとさ♬
「USKUDARA」原曲はトルコ民謡
雪村いづみ、江利チエミらが歌唱。
ウスクダラは、トルコの西北の都市。
イスタンブールとボスポラス海峡を
挟んだ対岸の街。
ボスポラス海峡
〈今夜の主な登場人物〉
・ヒュッレム妃(アレクサンドラ・皇后)
・スレイマン1世(イスラム帝国・皇帝)
・マヒデブラン妃(ムスタファの母親)
・ムスタファ(イスラム帝国・皇子)
・ミュゲ(皇子妃)
・リュステム(大宰相)
文武両道、イケメンのムスタファ。
次々に側室を迎えるが、女運が悪い。
そこに現れたのが、ミフィルニーサ。
ここでは、ミュゲの名で登場。
ミュゲは、男勝の剣術の腕。
ムスタファとの、手合わせの最中。
図らずも、服を乱し慌ててしまう。
ムスタファは、その様子に。
ミュゲに女性を感じ、惹かれた。
母親のマヒデブラン妃は、ミュゲを
気に入り。息子に結婚を勧めたが。
始めは、
「私と関わる女性は、不幸になる」
と言って、乗り気でなかった。
ところが、恋愛とは奇なるもの。
それまで、
男性に興味の無かったミュゲが。
ムスタファに、恋心を抱いたのだ。
他方、
皇帝との寵愛敵のヒュッレム妃が。
「マヒデブラン妃には、何でも反対」
の立場。
二人の結婚に、難癖をつけて来た。
この、ヒュッレム妃の行動が。
逆に、
ムスタファとミュゲを近づけた。
二人はスレイマン皇帝にも、秘密に。
内々に結婚式を挙げた。
ヒュッレム妃は、皇后に就いていた。
自分の息子、「セリムを皇太子に」。
その為には、ムスタファが邪魔。
娘婿の大宰相リュステムと共謀し。
まずは、ミュゲの暗殺を企てた。
刺客が、ミュゲを殺そうとしたとき。
「もう一人の命は、助けて」
と叫んだ。
ミュゲのお腹には、ムスタファの子が
宿っていたのだ。
刺客は不憫に思い、逃がした。
だめだ。ダメ、駄目。
妄想なのに、話が暗すぎ。重すぎ。
少しの、ドキドキ感もない。
明らかに「オスマン帝国外伝」に
引きずられてしまった。
これでは、愚作者「鰯の頭」の。
想定外の展開、になってしまう。
明日から、流れもタッチも一新しよう。
「この続きは、また明日の晩に」
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小説の設定は、オスマン帝国やペルシャ帝
国やローマ帝国。中世ヨーロッパの国々。
さらにアジア諸国。ついに日本までも。
妄想小説ゆえ、どこが舞台なのか。
その日の、キーボード任せ。
*ヒジャブ:イスラム教の経典(コーラン)
では、女性は顔をヒジャブ(スカーフ)
で覆うことが義務と記されている。
歴史的事実との齟齬・時代考証の矛盾は。
妄想小説の特権として、ご容赦願うなり。
全39話を予定。
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