鰯の頭のmy Pick
『世の中には幸福も不幸もない。
ただ、考え方でどうにでもなるのだ』
イギリスの偉大な劇作家・哲学者。
ウイリアム・シェイクスピアの名言。
鰯の頭の好きな言葉。のひとつ。
振り返ると、メチャ「楽しい仕事」は
滅多になかった。
今の、日々の生活にしても。
しかし、ながら。
「楽しいか、楽しくないかは」。
自分の考え方、気の持ちよう次第と言
うこと。
◆
今日から、何回かに分けて。
モチベーションに関する題材を。
その前に。少しだけ、鰯の略歴を。
若いころ、超が付く程の神経質体質。
少しでも嫌なこと、気になることがあ
ると。食欲が減退し眠れなくなった。
周りの人の言動に過敏に反応し、落ち
込むことが多かった。
何かの発表会のときは、何日も前から
胃が痛くなった。
人前で話すのが大の苦手で、社交性ゼ
ロの小鰯だった。
鰯は、この性格を変えるために。
20代半ばに、ある決断をした。
それは。
自らを「人前で話さざるを得ない環境」
に追いやる、ことだった。
当時の仕事は、研究職。
製品開発のための実験を繰り返し、レ
ポートを書く。必要最小限の会話で済
む。鰯に向いていた職種。
だが。
この環境を投げ捨て。休職した。
ついた仕事は同じ会社の、2千人の
組合員を有する、労働組合専従役員。
職場集会や団体交渉の場で、大勢の人
前で話すのは必然の仕事。
半年後、ストレスが原因の尿路結石を
発症したが、病気はそれだけ。
30代半ばまで続けた。
この間、機関紙発行や全国にある事業
所をオルグ*。*組織の教育宣伝活動
復職後。教育部門、営業部門など。
人と係わる仕事をし。
定年を機に、教育コンサルタントに転
身した。
◆
米国労働科学研究所の資料によると。
企業の「業績向上に寄与した要因」を
経営者に問うと。
・技術的な改善が、20%。
・組織の改善が、20%。
・その他(景気、外的)が、20%。
・人間関係の改善が、40%。
つまり、経営TOPは。
会社の人間関係の改善が、モチベーシ
ョンアップに繋がり、企業業績を向上
させたと考えている。と言うこと。
どんなに、ハイテクを導入しても。
ギスギスした職場では、期待薄なのだ。
(つづく)