手術したことを忘れるときがくるのかな。

手術を終えて立ち上がった私を待っていたのは、想像を超える不自由な生活でした。

24時間、胸から太ももまでのガッチガチのコルセットをして、
腰は30度しか曲げられない。
椅子にも座れない、トイレも行けない、落とした物も取れない。

ひとりじゃ何もできない。
腰のせいで不自由すぎた。

その後、制限は緩くなっていったものの、
正しい姿勢、立ち方、座り方、歩き方。
全部腰に負担のない動きに支配され
ロボットのように刷り込まれた無駄のない?動き。

術後半年あたりは
何をするにしても、動く前に
どうやって動けばできるだろう?
と頭で考えてから動いていた。

術後9ヶ月くらい経ってからかな?
今の動き、腰大丈夫だったかな?
に変わった。
先に動いてしまうようになった。

そして、術後1年を目前にして
『あっ!そういえばこの姿勢あんまり腰によくないんだった真顔
という初めての感覚。
ヤンキー座り
お姉さん座り
あぐら
あひる座り
膝を使わずに抱っこや荷物をもつこと
結構なんでもできるし、案外大丈夫!
という自信が出てきて、
あまり腰に良くない姿勢も
どんどんしてしまうようになってきた。

この気持ちの変化があったということは、
腰の違和感も慣れ始め、
痛みもなく、
自分の身体の一部として認識できたのだと思いたい。

でも、
やっぱり無理は禁物で、
痛くないからといって酷使するのではなくて
腰を大事に労っていきたい。