マグロ釣り?と聞いてもピンときませんでした。え?あのテレビでたまに見るマグロ?マグロの解体ショーとかで見かけるあのマグロ?あれを釣るの?そんなことできるの?




不安いっぱいで、朝なのか夜なのかわからない時間帯の船に乗船。また「初」ですね。真っ暗の中、海を突き進む船はとてつもない雰囲気でした。約2時間かけて到着した場所は、あたりのどこを見渡しても海しかない場所。島の影すら見えない。


もしここで船長さんと大喧嘩してしまったら、僕はここで人生が終わってしまうのだろうか?など、余計なことを考えてしまう。妄想力が強い僕は、頭の中でいろんな妄想をしていました。


船長さんと大喧嘩せずにしても、もし海にポチャンしてしまったときはどうなるのだろうか?とか。かなり波が大きく船は常にグワングワンしていたので。救助してもらえるのだろうか?もし見失われてしまっても、どこか救助隊の方々に連絡がいってヘリコプターなどで助けてもらえたりするのだろうか?妄想しまくっていました。


さて、マグロ釣り。


すごかったです。これは船長さんがすごかったのでしょう。エサを放ってわずか数分でマグロが引っかかります。


きた!!!!


ここからが大変だそうです。何時間格闘するかは未知数。大物であればあるほど時間はかかるようで。




手でリールを巻きます。この巻くタイミングや回数などがポイントで。問答無用で巻けばいいってものではなく、マグロが引っ張ってる時は我慢、緩んだときに巻く。これを繰り返すので巻いてもまた引き離され、そして巻いて巻いて、というのを繰り返してジワジワ近寄らすのだとか。


こんな貴重な体験をさせていただけるなんて。船長さんが優しくエスコートしてくれるんです。


「はい!今巻いて。よしストップ。はい、巻きましょうか。腕疲れてきたら交代しましょうね」


海の男は「野生的でいかつい男」というイメージがありましたが、それとは大きくかけ離れた、優男の今風お兄ちゃんでした。これはきっと皆さん、ギャップ萌えすると思います。


1時間ほど格闘していたでしょうか?

その時はきました!


うおりゃ〜〜〜!!!!

(ひっぱりあげている)






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いや、やってしまった顔やめい!笑


大興奮でした。テレビでしか見たことのないアレが目の前で。え?マグロ釣りって経験できるの?経験してしまいました。もちろん僕一人の力ではないのですが(ほとんど船長のお力なのですが)言っても良いのでしょうか。


「僕、マグロ釣ったことがあります」


と。



とてつもなく大変でした。

こんなにハードなのかと。


釣り初体験の僕は、船の上でカサゴ、クエ、マグロと経験させていただいてます、感謝です。


さて、まだまだ続く長崎旅。

(ボ、ボリューミーすぎる〜!!)