家にもう10冊はあるだろうか。とてもよく読みます。ほっこりする内容が多く、どこか行くときなどに持ち歩き、時間が空いたらサッと読む。そういう身近な存在である、さくらももこさんの本。


香川県に行ったという話が出てきて僕は食いついた。香川といえばうどん!ということで「小縣家」さんに行ったそうな。一年間香川県で活動していて、かなりたくさんのうどん屋さんへ行ったけど、この小縣家さんは知らなかった。


さくらももこさんは、しょうゆがけうどんを注文。冷たいうどんに大根おろしと白ごまをすったやつと、すだち汁とネギしょうゆをかけて食べるそうな。


そしてこちら、信じられないおいしさとのこと!四国のうどんはレベルが高いと噂によく聞いていたが、これだったのかと痛感したのだそうな。さくらさんはもう一軒行きたくなり、運転手さんに連れてってもらうことに。


「宮武うどん店」さん。


「レベルは高く値段は安く、一見シンプルだけど奥深く美しく、気どらない実力派、これが香川のうどんなのだ」


と感想を述べている。素晴らしい。美味しい、よかったね、だけじゃない。さくらさんはもっともっと溢れる感情を文字にするのだ。見習わなきゃいけないなと思った。


そしてこの日は宇多津で一泊したとのこと。


う、う、宇多津!!!!むちゃくちゃ行きまくった宇多津!僕の活動拠点である丸亀市にはマクドナルドがなく、隣の町の宇多津にはそれがあって、よくそこで作業したなぁ。店員さん、僕のこと覚えてるかなぁ。


このあとは、しまなみ海道へ向かうというお話。知っている街に憧れの人がやってきていたのかと思うと、ワクワクした気持ちになります。これぞエッセイ本の醍醐味。こういうことがたまにあるもんだから、エッセイって面白いなって思います。


また香川にいけるようになったら、ゆっくりと街を歩きたい。