タイトルをしりとりして繋げていくしりとりリレーコラム。
富山県住みます芸人フィッシュ&チップス伊藤ちゃんの「富山」から繋いでリレーコラムを書いてくれるのは、東京に行った元名古屋よしもとの後輩芸人、悟。毎度のごとく写メをお願いしたところ…
いやそんなメガネおしやった?このメガネといえば!くらい浸透してたっけ?おかしな人です。これだけじゃわからない人もいると思うので、一応僕が持ってる写メも載せておきますね。
なんか怒ってるやつです。
では「ま」のつくタイトルでお願いしまーす!
一一一一一一一一一一一一一一一一
「まさか」
(悟)
初めての方は初めまして、久しぶりの方は「よう、自分元気しとるんかワレ」元名古屋よしもとの悟です。名古屋のよしもとから攻めていけよって話ですよね。
さて、今回は「まさか」をテーマにコラムを書きたいと思います。今考えると同じ「ま」なら「マーフィーの法則」とかのほうが賢そうだったなとも感じましたが、仕方がないので予定通り「まさか」で行きます。
世の中には「まさか」と思うことがよくあります。なんか自分の場合は人一倍あるような気がします。例えば「あ、あのお店に用があるから今日行こう」と思ってたらその日に限ってなぜかやってない、ということが東京に来て約4ヶ月ですが3回くらいありました。理由を調べてみると「店内清掃」だか「新人研修」だか。知るかボケ。
と、まぁこんな感じの「まさか」ならかわいいものです。でも『結末というものは最悪の結果になるものである』という教訓を学んだある出来事があります。そしてそのときは『運命なんてものは存在しない』ということに気付くいい機会になりました。
僕がとある銀行に口座を作りに行ったときのことです。整理券を取って待っているとしばらくして自分の番号が呼ばれました。窓口には自分の中でドンピシャ、タイプど真ん中の女性が居ました。はっきり言って一目惚れしました。歳は当時の自分と同じくらいで20代前半といった感じの女性でした。
その女性に言われ書類に自分の個人情報を書いていると「勤務先」という項目があることに気づきました。そして自分でもその理由はわかりませんが、なぜかご丁寧に「よしもとクリエィティブエージェンシー東海支社」と書きました。間違ってはいません、当時すでに所属していたのですから。ただ後々わかることなのですが、こんな風に書かなければひょっとしたら悲しい思いをせずに済んでいたのかもしれません。
必要な事項を全て記入して書類を提出するとその女性は「ありがとうございます、では口座を開設いたしますのでしばらくお待ちください!」と、優しい笑顔で僕に微笑みました。
「あぁ、素敵な笑顔だ…。」単なる営業スマイルです。ですがそのときの僕は彼女にぞっこんでした。「あなたがおっしゃるならいくらでも待ちましょうぞ。」僕はそれくらい彼女のことを好きになっていました。
しばらくして僕の名前が呼ばれました。彼女は業務的に僕に通帳を渡しました。しかし、その後業務とは全く関係ない言葉が聞こえてきました。
「あの~、気になったんですけど…、勤務先のよしもとって…。」
あれ…、僕に食いついてるのか…?彼女が僕に関心を示してくれたのか!そう思いつつもその感情を表には出さず「はい、僕芸人なんですよ。」と返すと、彼女のリアクションは…。
「えぇ~!そうなんですか!?すごい!」
良し!!食いつき良し!!
「私お笑いとか大好きなんですよ!」
これは!と意外な好感触に戸惑ってしまった僕は「そうなんですか?でしたらよければまたライブでも観に来てください。」とそっけない台詞だけを残してその場を後にしてしまいました。
『なんて意気地がないことか、銀行の窓口なんてそうそう用があるものではない。もう彼女と話すことはないだろう』自分に失望しました。
後悔しながら生活していた僕のもとに開設した口座のキャッシュカードが届きました。彼女との出会いを忘れていた僕は何気なくそのキャッシュカードを使おうとしました。するとそのときです。
「暗所番号が違います」
なんど入力しても同じことで、ついにはそのキャッシュカードは使えなくなってしまいました。一瞬イラッとしましたが、すぐにあることに気づきました。
「あっ!これを口実にまた銀行の窓口に行ける…そして彼女と話しが出来る…!」
考えるのと同時に僕の足は彼女が待つその銀行に向かっていました。そしてその手には自分が出るライブのチケットを持っていました。
「次に彼女と話しが出来たらライブに誘おう!」
キャッシュカードなんてどうでもよかったのです。彼女と話をするために銀行に向かったのです。
銀行の窓口にはもちろん彼女が居ました。もちろん話しかけました。もちろん彼女は謝りました。でもそんなことはどうでもいい!このチャンスを逃したら男が廃る、これは運命なんだ!
運命と信じて疑わなかった僕の口からは自ずと言葉が漏れていました。
「よければ僕が出るライブがあるんですが観に来てもらえませんか?」
よくやった!よく言った!彼女の口から出た言葉は、
「え!いいんですか!?絶対に行きます!」
…、うおーー!やった!!勝った!!何に勝ったかはよくわからないけどとにかく僕は勝利を確信しました。ここぞとばかりに僕は、
「はい、是非とも。あ、チケット2枚あげますんでよければお友達とでも来てください。」
余計な一言でした。それに対して彼女が放った台詞が僕を現実へと引き戻しました。
「はい!絶対行きます、旦那と!」
「は?」
耳を疑うという表現は言い得て妙でそのとき僕は本当に自分の耳を疑いました。聞き間違いをしてしまったので確認が必要でした。
「え…、ご結婚されてるんですか…?」
「はい!」
聞き間違いではありませんでした。「まさか」そんなことってあるのでしょうか。「彼氏」が居るならまだしも「旦那」…!?
運命なんてない。運命なんて信じない。そんな「まさか」の出来事でした。
そして皆さん「まさか」と思うでしょうが僕はこの日を境にゲイ…。
あ、以上です。皆さんも生きていると「まさか」と思うことがたくさんあるでしょうが「事実は小説より奇なり」です。芸人としてはむしろ今後もこういった「まさか」の出来事を大事にしていことと思います。
って言うと思ったか!!なんで結婚しとるんやボケ!!おかしいだろ!!!クソが!!死んだろか!!
一一一一一一一一一一一一一一一一
力作すぎるでしょ!笑
まさかこんな長文書いてもらえるなんて感激ですよ~。あ、今が僕にとってのまさかです。
ありがとうございました。
では、次の方は「か」から始まるタイトルでお願いしまーす。
富山県住みます芸人フィッシュ&チップス伊藤ちゃんの「富山」から繋いでリレーコラムを書いてくれるのは、東京に行った元名古屋よしもとの後輩芸人、悟。毎度のごとく写メをお願いしたところ…

いやそんなメガネおしやった?このメガネといえば!くらい浸透してたっけ?おかしな人です。これだけじゃわからない人もいると思うので、一応僕が持ってる写メも載せておきますね。

なんか怒ってるやつです。
では「ま」のつくタイトルでお願いしまーす!
一一一一一一一一一一一一一一一一
「まさか」
(悟)
初めての方は初めまして、久しぶりの方は「よう、自分元気しとるんかワレ」元名古屋よしもとの悟です。名古屋のよしもとから攻めていけよって話ですよね。
さて、今回は「まさか」をテーマにコラムを書きたいと思います。今考えると同じ「ま」なら「マーフィーの法則」とかのほうが賢そうだったなとも感じましたが、仕方がないので予定通り「まさか」で行きます。
世の中には「まさか」と思うことがよくあります。なんか自分の場合は人一倍あるような気がします。例えば「あ、あのお店に用があるから今日行こう」と思ってたらその日に限ってなぜかやってない、ということが東京に来て約4ヶ月ですが3回くらいありました。理由を調べてみると「店内清掃」だか「新人研修」だか。知るかボケ。
と、まぁこんな感じの「まさか」ならかわいいものです。でも『結末というものは最悪の結果になるものである』という教訓を学んだある出来事があります。そしてそのときは『運命なんてものは存在しない』ということに気付くいい機会になりました。
僕がとある銀行に口座を作りに行ったときのことです。整理券を取って待っているとしばらくして自分の番号が呼ばれました。窓口には自分の中でドンピシャ、タイプど真ん中の女性が居ました。はっきり言って一目惚れしました。歳は当時の自分と同じくらいで20代前半といった感じの女性でした。
その女性に言われ書類に自分の個人情報を書いていると「勤務先」という項目があることに気づきました。そして自分でもその理由はわかりませんが、なぜかご丁寧に「よしもとクリエィティブエージェンシー東海支社」と書きました。間違ってはいません、当時すでに所属していたのですから。ただ後々わかることなのですが、こんな風に書かなければひょっとしたら悲しい思いをせずに済んでいたのかもしれません。
必要な事項を全て記入して書類を提出するとその女性は「ありがとうございます、では口座を開設いたしますのでしばらくお待ちください!」と、優しい笑顔で僕に微笑みました。
「あぁ、素敵な笑顔だ…。」単なる営業スマイルです。ですがそのときの僕は彼女にぞっこんでした。「あなたがおっしゃるならいくらでも待ちましょうぞ。」僕はそれくらい彼女のことを好きになっていました。
しばらくして僕の名前が呼ばれました。彼女は業務的に僕に通帳を渡しました。しかし、その後業務とは全く関係ない言葉が聞こえてきました。
「あの~、気になったんですけど…、勤務先のよしもとって…。」
あれ…、僕に食いついてるのか…?彼女が僕に関心を示してくれたのか!そう思いつつもその感情を表には出さず「はい、僕芸人なんですよ。」と返すと、彼女のリアクションは…。
「えぇ~!そうなんですか!?すごい!」
良し!!食いつき良し!!
「私お笑いとか大好きなんですよ!」
これは!と意外な好感触に戸惑ってしまった僕は「そうなんですか?でしたらよければまたライブでも観に来てください。」とそっけない台詞だけを残してその場を後にしてしまいました。
『なんて意気地がないことか、銀行の窓口なんてそうそう用があるものではない。もう彼女と話すことはないだろう』自分に失望しました。
後悔しながら生活していた僕のもとに開設した口座のキャッシュカードが届きました。彼女との出会いを忘れていた僕は何気なくそのキャッシュカードを使おうとしました。するとそのときです。
「暗所番号が違います」
なんど入力しても同じことで、ついにはそのキャッシュカードは使えなくなってしまいました。一瞬イラッとしましたが、すぐにあることに気づきました。
「あっ!これを口実にまた銀行の窓口に行ける…そして彼女と話しが出来る…!」
考えるのと同時に僕の足は彼女が待つその銀行に向かっていました。そしてその手には自分が出るライブのチケットを持っていました。
「次に彼女と話しが出来たらライブに誘おう!」
キャッシュカードなんてどうでもよかったのです。彼女と話をするために銀行に向かったのです。
銀行の窓口にはもちろん彼女が居ました。もちろん話しかけました。もちろん彼女は謝りました。でもそんなことはどうでもいい!このチャンスを逃したら男が廃る、これは運命なんだ!
運命と信じて疑わなかった僕の口からは自ずと言葉が漏れていました。
「よければ僕が出るライブがあるんですが観に来てもらえませんか?」
よくやった!よく言った!彼女の口から出た言葉は、
「え!いいんですか!?絶対に行きます!」
…、うおーー!やった!!勝った!!何に勝ったかはよくわからないけどとにかく僕は勝利を確信しました。ここぞとばかりに僕は、
「はい、是非とも。あ、チケット2枚あげますんでよければお友達とでも来てください。」
余計な一言でした。それに対して彼女が放った台詞が僕を現実へと引き戻しました。
「はい!絶対行きます、旦那と!」
「は?」
耳を疑うという表現は言い得て妙でそのとき僕は本当に自分の耳を疑いました。聞き間違いをしてしまったので確認が必要でした。
「え…、ご結婚されてるんですか…?」
「はい!」
聞き間違いではありませんでした。「まさか」そんなことってあるのでしょうか。「彼氏」が居るならまだしも「旦那」…!?
運命なんてない。運命なんて信じない。そんな「まさか」の出来事でした。
そして皆さん「まさか」と思うでしょうが僕はこの日を境にゲイ…。
あ、以上です。皆さんも生きていると「まさか」と思うことがたくさんあるでしょうが「事実は小説より奇なり」です。芸人としてはむしろ今後もこういった「まさか」の出来事を大事にしていことと思います。
って言うと思ったか!!なんで結婚しとるんやボケ!!おかしいだろ!!!クソが!!死んだろか!!
一一一一一一一一一一一一一一一一
力作すぎるでしょ!笑
まさかこんな長文書いてもらえるなんて感激ですよ~。あ、今が僕にとってのまさかです。
ありがとうございました。
では、次の方は「か」から始まるタイトルでお願いしまーす。