はいまいどっ♫
ご多用のクリーニング屋で
人気者の大井です。
さて今日のご紹介は
スウェードのブーツに付いた
ジーンズの色移りです。
北海道からのご依頼でした。
履き口にデニムの色が付いたとの事でした。
左足の甲の部分には
シミもついていましたがこちらは
油のシミという事でした。
後ろ部分は綺麗な状態のようです。
こちらが問題の色移りですね。
内側にプリントされている部分もあり
そのプリント部分にも移っています💧
かなり擦り切れて
消えかかっている部分もありますが
これがちょっと厄介なんですね。
デニムの色移りは
油性の染み抜き剤をつけて
ブラッシングして落としていきますが
プリント部分についている場合は
一緒に剥がれてしまう可能性があるので
剥がしたくない場合は
あまり強い処理が出来なくなります💦
まず洗剤に漬け込みながら
シミや色移りをブラッシングしていき
濯ぎには皮革の栄養分を入れて
しっかりと補給していきます。
最後に濯いで水切りしたら
整形して自然乾燥させていきます。
仕上がり後です。
甲のシミも目立たなくなりました
後ろ部分は綺麗な状態だったので
あまり変わりませんね。
そしてデニムの色ですが
目立たない程度には出来たと思います
プリント部分も
何とか残す事が出来ました。
スウェード製品の場合は
お手入れの基本はブラッシングです。
毛先からだんだんと
皮革の栄養分が無くなってきて
白っぽくなっていくので
ブラッシングをして
革床から栄養分を吸い上げてやれば
またしっとりとした風合いになります
そして多少のシミや汚れは
砂消しゴムなどで擦り取ったあとで
ブラッシングをしてあげたら
綺麗に出来る場合がありますよ♫
ただ…
革の栄養分が
全体的に不足していますと
消しゴムを使った部分が白っぽくなるので
その場合ははスウェード用の
栄養分の入ったスプレーなどで
ケアしたあとブラッシングすれば
いい感じに出来る場合があります。
今回のような色移りは
スウェード用のシャンプーなどでも
除去は難しいと思いますので
お早めにクリーニングに
ご依頼する事をお勧め致しますが
毛先が結構擦り切れていて
革床まで浸透した色移りは
完全には除去は
出来ない場合もありますので
十分ご注意願います。
ビフォーアフターをどうぞ♫
本日もご訪問いただき
ありがとうございました♫
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