捨てるには惜しい
衣類やバックに輝きを取り戻す。
シミ抜きと色掛けの魔術師
クリーニングマスター大井です。
今日は日本酒の日だったようですが
酒まつりの部会長会議でした。
いよいよ今週末は酒まつりなのに
天気は雨予報という最悪なパターンです。
天候が悪いことが予想されますので
早急に雨天対策をしなくてはなりません。
先ずは天候が良くなる事を
心から祈っているのですが
最悪の場合も想定しつつの対策です。
理想としては
日傘をさすくらいの
良い天気の中で開催したいのですが
こればっかりはどうしようもないし。。。
兎に角あと4日間で
実行委員会として出来る限りの
準備をして皆様を迎えたいと思います。
きっと晴れます‼︎
台風は逸れます‼︎
女性の方は紫外線が
間違いなく強いはずですので
日傘のご準備をお忘れなく。。。
明日は18時頃から
FM東広島に出演してきます。
生放送なので失言と滑舌には
出来る限り気をつけて話してきます
というわけで今日は
酒まつりが天気になるように
願掛けと願いを込めまして
黒い日傘の色褪せの修正です。
色掛けのご依頼でした。
白っぽいものは
黄ばみのラインになりますが
濃い色は色落ちしていきます。
ロゴ周辺は少し広く色褪せしています。
こちらはそれ程色褪せはなさそうでした。
今回はまず水洗いしてから
色褪せ部分だけに色を掛けていきますが
色褪せ部分だけに色を掛けていきますが
傘の場合は雨で
濡れてしまう可能性もありますし
紫外線にさらされますので
染料で色掛けしましても
雨で流れてきたり紫外線で後々
また色褪せしてくる事もあるので
顔料での色掛けを提案させて頂きました。
ただ。。。
顔料は生地の表面に
塗膜を作るので張りが出たり
日傘は開いたり閉じたりが多いので
後々剥がれてくる事も考えられます。
それらをご了承頂きまして
まずは水洗いをしていきました。
色が定着しやすくしていきます。
あとは濯いでから自然乾燥させて
乾いた所で色を掛けていきます。
切り抜いたように色を掛けてあります。
こちらはあえて色を掛けてありません。
ライン状の色褪せ部分に
色がかかっているのが分かります。
このような傘は色々な加工や
撥水スプレーを塗布している場合が多く、
水性の染料や顔料だと
中々定着してくれません。
なので今回は速乾性の
油性顔料で色掛けしましたが
元々の黒い色とは違いますので
全く分からないようには
なかなか難しいです。
そしてこのような色褪せは
使用中よりも畳んで保管中によく起こります。
畳んで巻いておくと
丁度表になる部分が焼けてきます。
その原因の多くは使用により
埃などが付着して保管中に
湿気により酸化黄変してしまい
白っぽいものは黄ばみますし
色の濃いものは色褪せします。
これらを完全に防ぐことは
難しいのですが使用後は
水を掛けてスポンジなどで擦り
纏っている埃などを落としてから
開いたままで影干しして保管すると
発生を遅らせる事は
出来ると思います。
目に見えなくても様々な
チリや埃が舞っていますので
今後しばらく使用する事がなければ
洗う事をお勧めいたします。
ビフォーアフターをどうぞ
